■10/2(日)
森野桂一郎ブルースセッション
[横山一明(g)チャビー小林(g)村上聡志(b)佳代子(ds)]
バレーボールズ
外村伸二[松井宏(harp)みかん(fiddle)船戸博史(b)片平全俊(ds)]

この日は3バンドが登場。まずは香港在住ハーピスト森野桂一郎のブルースライブ。高校生の頃、テレビで見た黒人のブルースに衝撃を受けて以来ブルースハープ一筋の森野氏。正統派なシカゴスタイルを大事にしつつも、フレーズの所々に自分の音楽をアピールする。多くない音数で、素敵なタイミングで吹く。厚くきれいな音色は一番の特徴だと思う。(褒め過ぎか)バンドメンバーにも恵まれた。小林さんの顔ギターはいつみても素晴らしいなあ!途中ハーモニカ用マイクが壊れるハプニング有り。アメリカのネットオークションで落札した1950年代の部品が外れたらしい。すぐに直って良かったが、家族に内緒でこそこそちょいちょい仕入れるのはやめよう。森野氏は、香港でも月2回ほどライブを行っている。女性客たちから「笑って〜〜。笑って〜〜。」という声援を頂いたりしているが、この日は笑顔が多かった。(え、あれで?って言わないで)そして続くは伊勢在住シンガーソングライター外村伸二さん。外村さんのライブを観るのは約15年ぶり!繊細で謙虚な空気感の中にも男らしさを感じる歌。かっこ良かった。初めて船戸さんを観れたのも嬉しかった。ラストは名古屋の重鎮バレーボールズ。私が書くまでもなく、ですね!現場一体となって激盛り上がり。神様、踊りのセンスを私にもください!!(運び屋主婦 きょうこ)

■10/3(月)
「oi!limba」発売記念ライブ
SAKAKI MANGO & LIMBA TRAIN SOUND SYSTEM
ゲスト:Mi Gente/BEMBE

あのPerfumeが紅白歌合戦のお茶の間でポリリズム〜と歌い、早2年。サカキマンゴー&リンバトレインサウンドシステム(以下LTSS)のライブは一言でいえば、本当に素晴らしかった。カリンバ(ムビラ)自体が複数のリズムを一台で鳴らす楽器なのだが、LTSSの演奏はカリンバの内部リズムがドラムとベースよって外在化し、3人ながらスケールの大きなアフログルーブを作り出していた。しかしなんといってもベース!凄かったなあ、良い音してたなあ。欲を言えばもっと若いダンスミュージック好きにも来て欲しかった。この音楽を一部のワールドミュージックファンのものだけにしては本当にもったいない。ここには現在に繋がる芳醇なダンスミュージックの歴史が詰まっている。いつの日か名古屋でも幅広い年齢層のお客さんがポリリズムでガン踊りしている事を望むし、その為に我々BEMBEも頑張る所存です!
(浅野裕介/asana,BEMBE)

■10/19(水)
「第35回TOKUZOレコードコンサート」
ロバート・ジョンソン生誕100年記念
〜ロバート・ジョンソンと彼の時代を聴く〜
案内人:長久手スリム(Blues DJ)/小川真一(音楽評論家)/森田裕(TOKUZO)

大阪からの出張帰り、名古屋駅からTOKUZOへ直行するも、開演間近の客席はほぼ満席で若い人たちが多いのに驚く。コメンテーターは長久手スリム(Blues DJ)・小川真一(音楽評論家)・森田裕(TOKUZO)の3人のブルース音楽の猛者たち。20年代のチャーリー・パットンから始まるデルタブルース、シカゴブルースなど、ロバートにいたる貴重な面々のブルース音楽の紹介が2時間半。真打、ロバート・ジョンソンの凄い音楽の紹介が1時間の贅沢なプログラム。特に、ロバートのギターテクニックの巧さ、素晴らしさの紹介に興味を覚える。そして新しいCDのリマスターされた音の良さにもびっくり。今までの耳障りなノイズがロバートにとっつきにくかった原因でもあったから。ロックのルーツである20年代・30年代のブルースについて、こんなに詳しく研究している人々に脱帽し、音楽の歴史の深みとブルースの凄味に圧倒された一夜だった。翌日、千種正文館に出かけて、当夜の話題になっていた日暮泰文さん近刊の「ロバート・ジョンスンを読む」を買い求めた。日暮さんは<ジョンスン>と表記していることに注目。日暮さん訳のロバートの歌詞の大半がエロティックな内容で前夜の話に納得する。この本、初回版にはブルースの歴史的演奏を集めたCDがついていてお買い得です。(M.KODAMA)

■10/22(土)
夜のストレンジャーズ/踊ろうマチルダ

 新生「夜のストレンジャーズ」…待っていたんだ!俺たちはこの瞬間を! 8月にベースのヨーホーさんが去ってから、ずっと胸に穴が空いていたんだよ…。うまく言えないけど、俺たちが欲しいのは、やっぱ、夜ストのブギなんだよな!だから会場は、開演前からもう異様な熱気に包まれていて、今にもヤケドしそう。ステージ前方には柵が見える。みんなの気持ちを会場側も良くわかってる(笑)しかも!競演は盟友「踊ろうマチルダ」得三名物のゴールデン・カード!悶絶必至!そして爆発寸前の会場に、ミウラさんが現れる!さあ始まる!イントロは「Down on the road」まさにOn the road againだ!飛ばせ!夜スト!踊れ!リアルバカ軍団!「まだ、くたばっちゃいねぇぞ!」ミウラさんが叫ぶ。涙と汗と鼻水とビールが舞う最前列のモッシュの中、スローモーションでみんなの顔が映る…みんな!いい顔だ!そして最高だ!この素晴らしい時間が、もっと続けばって思った…。こんな気持ちにさせてくれるのは夜ストだけだぜ!
あらためまして、はじめまして!マッコちゃん。そして、ミウラさん、テッちゃん、お帰りなさい!
このメンバーでまた暴れよう!そして、誰も見たことのないツイストを踊ろう!(えびぞ〜)

■10/28(金)
ジム・オルーク ソロ

 名古屋初のソロライブ。しかも安い・・・。それはもう、超満員!かぶりつきな人から学生さんまで、客層も様々。期待が渦巻く中、ボロボロな緑のカーディガンを羽織り、破れたジーパンからはひざがこんにちは!日本酒升酒を呑みながら、ジム・オルーク登場。酔いどれのおじさん。「何やろうかなー」なんて流暢な日本語でつかみはオッケイ。そんなキャッチーな存在感を少し裏切るように即興演奏がスタート。
ギターとエフェクトで構築されていく音楽。時おりマレット、ドライバーの柄、のちハーモニカ。「もっと呑んで下さ〜い!カンパーイ!」煙と日本酒のライブ。4曲くらい。あっけにとられていたお客さんもいた。混み混みで手元や足元は全然観れなかったけど出る音が全て。見えなくたって良いのだ!上から下まで色んな形をした音の波。前頭葉の色んな場所がピピーピッ、ピーって活性化して、音の温泉に浸かっているみたいだった。頼んだのはそば茶のはずなのに、音に酔いましたよ。圧倒的なところまで到達する粘り強さに乾杯!完敗!
片付けに来たジムさんに、余韻に浸って動かないお客さん達がもう1曲せがむ。即興の裾野は広いと感じました。私の好きなブラジル音楽のコンサートでも、こんなに沢山のバラエティにとんだお客さん達であふれたら良いなーと思いました。(NARCOきょうこ)