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■1/15(金)David Grubbs/Noel
Akchote 2010年1月15日、本物の鬼才ギタリストが二人、名古屋得三に襲来しました。ノエル・アクショテとデヴィッド・グラブスによるギター・ソロのパフォーマンス、彼らの表現は一線を越えて無限に美しく、とても大切な純音楽でした。まずはノエル・アクショテ。 実は彼のソロ・プレイを耳にすることは初めての体験でした。グラブスのソロ作に参加しているな、くらいの予備知識だったのですが、正直度肝を抜かれました。ほぼ全曲が過去に大ヒットしたポピュラーソングのカヴァーだったようですが、そのアレンジが素晴らしい。メロディアスな主旋律の輪郭をはっきりと残しながらも、独自のアイデアとユーモアが全面に散りばめられていて、どこか暖かくてとても楽しい体験でした。そしてデヴィッド・グラブス。彼は素晴らしい詩人でありシンガーです。しかし真骨頂は、やはりギタープレイでした。心の中に存在する完全な抽象を、丁寧になぞるようにゆっくりと鳴り響くギターノイズは、どのような言葉にも当てはまらない美しさと心地のよい温度を持っていて、まるで真夜中のようにやさしい音でした。僕は目をつぶり、音楽に心をゆだね、想像の果てに感動しました。アヴァンギャルドやエクスペリメンタルという一見小難しそうな音楽で、シンプルに大感動した素晴らしい一夜でした。(佐藤 文彦) ■1/19(火)清水宏ワンマン!炎の演劇部 1日の間に3人から(しかも別々の場所で)「見に行くべし!」と強く勧められては、行かないわけにいきません。期待満々で、暴走演劇人シミヒロさんを初見させていただきました。のっけから「オラオラ!」とシミヒロ発汗量は既にマックス。TOKUZOの温度も1度アップ(未確認)。オープニングのテンションそのままで「体験ルポトーク」へ突入。なんと、アラフォー男がフィギュアスケートにチャレンジする、という。アングラ演劇の腰の入れ方がフィギュアの姿勢にそっくりだ、できないわけがない、と。そんな発想するんだ、、、斬新すぎです、シミヒロさん。数々の困難をくぐり抜け真剣にフィギュアに取り組むシミヒロさんが、どんどんキラキラ見えてくる。フィギュアスケート検定当日、小学生たちと共に挑み、美少女スケーター・ケイティと叱咤激励しあうさまは、可笑しくも感動的。締めくくりはスケートリンクで戦うシミヒロさんの衝撃映像。観客の大爆笑でTOKUZOはさらに3度アップしていたはずです。第2部は客席を隅から隅までいじり倒し、映画予告編シリーズはもちろん、エア・エレファントまで登場。みんなの顔を覚えて帰るぞー、と謎の肩タッチをしながら客席をかけめぐるシミヒロさん。生き様が既に芸なのですね。次回も必ず見ます。見逃すわけにはいきませんよ。(山川あい) ■1/20(水)リトルキヨシトミニマム!gnk!/フリーダム/火足 日本語で歌詞を書き力強いメロディーにのせてロックバンドで歌う場合初めて聴いてくれるお客さんにいかに歌詞を届けられるかがライブの醍醐味である。リトルキヨシトミニマムGNK!の二人は紛れもなく歌詞とメロディーを聴かせるロックバンドでありかつEGとDrの音数を最小限まで絞り込んだNewWaveバンドだ。歌の空間を飛び回るEGとDrは歌詞に見事に溶け合い僕の体に入り込みオープニング一曲で夢心地。素朴な日常生活の情景を断片的に魅せながらクライマックスへともって行く力はURCに初めて接した感触・二人が作り出すグルーヴはNewWaveに衝撃を受けた音同様にとんがってて刺激的だ。ステージに魅入りながらも嫉妬さえ感じてしまう。終盤の我が道を行けとシャウトした所で我に帰りアンコールを求めた。一杯多くアルコールを摂取し家路に着こうとしていた所へスーパーの袋一杯に寿がきやインスタントみそ煮込みうどん5食パックを買い込んでいた二人の姿を見て今年トクゾーでブレイクすると確信する一場面を見た。(火足・吉田) ■1/22(金)蓮沼執太チーム/detune./南波一海 寒くて外に出るのが億劫なのが冬のライブの嫌な所。でもその分良いライブを観た後「頑張って来て良かった」という気持ちになるのは冬のライブの良い所。今回のライブはまさにそんな感じ。まずはex.口ロロ(くちろろ)の南波さん。グダグダなMCもそこそこに、サンプラー多種を使い、まるで植物が芽吹くような、音を糸みたく紡いでその糸でセーターを編むような、あまりの心地好さに気付いたら転た寝してしまった程細く優しい音楽を魅せてくれた。次はdetune.中性的なVo.にKey.やGt.、Ba.が重なり、ポップなのにどこか切ないメロディ。若い二人が丁寧に作るステージに釘付けになり、初見という事もあり蓮沼チームを抜いての本日個人的ベストヒット。最後は蓮沼執太チーム。前回の名古屋ではドラムレスで、それはそれで良かったのですが、やっぱりドラムが入ると良い、しかもツインドラムで厚みも十分。途端に有機的な響きに変わり、リズミカルな分蓮沼さんも心無しかはしゃいで見えた。リズムの転調と流れるようなメロディをなんなく両立させて、あっという間に笑顔の中に抱きすくめてしまう、なによりプレイしている本人達がとても楽しそう。ワクワクして、座って観ているのが勿体ないというか、おなかの辺りがじんわり暖まるような、なんともリリカルな夜でした。ごちそうさま。(おんがくはみんないい子です/スギサキ) ■1/28(木)blues.the-bucher-590213+LEYONA 1月も中旬にさしかかると、お日様サンサンとまではいかずも、暖かくなってくると体がうずく今日このごろ。冬眠から目ざめた僕にとって『音の栄養は無いか!!』なんて!なまはげのお面をかぶり。甘い金棒を片手にひっさげて、久々のブルース三昧、「焼酎1杯いいっすか!」しだいに僕の頭の中がミラーボールのようにフルスロットル!「もう一杯いいっすか!」そうこうするうちにザワザワしだし、『まだか、まだか』と言わんばかり。15分押しで、どんどん入るわ入るわお客さんの数。「みんなブルース命の時が書いてある、鬼の面をつけているではないか!」そうこうするうちに、袖の奥からブルース・ザ・ブッチャーの面々が。一人一人が煮しめたような。いい出汁きいてます状態のメンバー!「圧巻」そして、待ってましたのコトコトで、どて煮のようなブルースナンバー。『ふうふうして食べろよ!』と言わんばかりの演奏。「お腹いっぱいだよ〜〜。」『スゥイーツは別腹』なんちゃって、レオナさん登場!大人風味の甘味どころにノックアウト!『脱帽』でした!(加藤訓浩) |