■11/1(日)バレーボールズ ゲスト:青山春裕
バレーボールズ、フェイブレイブスこの2バンドがジョイントして火花が飛び散らぬ筈はない。非常に心待ちにしていた当日。一部はバレーボールズのみの演奏、スティービー・ワンダーのナンバーから幕を空けたこの日、JB、ブライアン・ウィルソンのレアなナンバー等圧巻の演奏力と説得力で客席をグイグイ圧倒する。流石である!短いインターバルの後いよいよ青山氏を加えての演奏である、イントロに乗っていつもの用に客席を煽る青山氏、この瞬間トクゾウ内の温度は最低五度はあがったかと思われる。流れるように始まったのはピケットの名曲!!歓喜のどよめきがおこりその後も秒殺レベルの珠玉のナンバーが続く。中盤飛び出したサム&ディブでこの日最初の昇天、トクゾウの屋根が吹っ飛ぶかと思う程の熱気をはらんだ演奏だ。そして両雄が共に敬愛するサム・クックのナンバーで二部は終了、もう演奏できる曲はないという演者らに鞭を打つように二度のアンコールを強要、見事に期待に応えてみせ沸点以上のライブはフィナーレを迎えたのであった。終演後、森田氏、青山氏が酒を酌み交わしながら「ソウル・ミュージックは本当に素晴らしい、今回のライブのようにどんどん枠にとらわれずにソウル・コネクションを広げていきたい」と語る二人を傍らで聞きながら決して黒人ぽいとかゆう意味のみならずの、言葉通りの「ソウルフル」を感じた夜だった。(樋口繁樹)

■11/5(木)OGRE YOU ASSHOLE/Sunset Rubdown/トクマルシューゴ
今池駅から走って会場に着くと、時刻は7時を少し回ったところ。ドアの開けると溢れ出して来たのは、観席の熱気と対照的な、静謐に端正に、躍動するトクマルシューゴの世界。どこか違う国から運んできたような音楽を、ギター一本のギミックで巧みに仕掛け、戯れる様に歌う姿でいつの間にか客席を釘付けに。次はカナダからのSunset Rubdown。適宜メンバーが楽器を持ち替え演奏する様が印象的で、北国の匂いを漂わせる叙情的で勇壮なサウンドと、海外indie特有の雰囲気が、徐々に会場を満たしてゆく。そして時折混ぜる、拙くも微笑ましい日本語MCも来日バンド特有のお約束。そしていよいよogre you asshole。身体を強制的に揺らしにかかるリズムセクション、それを翻弄するようなギターリフが作り上げるバンドサウンドと、解読不能ながらもリリカルな言葉の欠片で楔を打ち込んでゆくハイトーンボーカル。4人が作り上げるこのバランスはこの日も絶妙で、僕が彼らを初めてみた頃の姿と、大舞台での出演を重ねて大きく成長した姿が一直線上に見えた。バンドとしての基軸をしっかり持ちながらも、リリースごとに新しい色合いを放つ楽曲群は、まだまだ彼らの底知れぬ可能性を期待させる。と、今思い起こしてもあの空間に居られて良かったと思う、素敵な一夜でした。(ミヤザキナツキ/砂場)

■11/12(木)金子マリ・5th Element Will
半年に1度、得三にやってくる金子マリと凄腕バンド。待っとりましたがねぇ。のっけから森園さんのギターが炸裂。テンポあるインストで始まりました。ついつい「カッコいい〜」が口をついて出てしまう。2曲目、早くもマリさん登場!ステージに出てくるなり『カッコいいオーラ』をふりまき、一瞬にしてマリワールドにぐいぐい引き込まれる。気がつけば一緒に口ずさみ、体を揺らして、立ち上がって踊りたい気分になっている。もう楽しくて楽しくて。オーディエンスに問いかけるようなメッセージ性の強い曲が続き、ふと「人生とは」「人間って」「生きるって」何だろう?…と思ったりして。でもマリさんの歌はいつも「力を入れなくていいから頑張るんだよ〜、大丈夫だからさ〜」と話しているように聞こえ、温かいパワーをくれる。カッコいい中にも「母の心」を感じてしまう。マリさんの魂こもった歌に心揺さぶられること間違いなし!そしてこのバンド…今更ながら凄すぎる!今まで聴いた中で一番カッコよかった!ツインギターの音が複雑に、また心地よく絡み合い、安定感あるリズム隊がさらに力強さを重ねる。強烈にまとまった音に圧倒されっぱなしで、存在感ある大人のバンドの色気と余裕とパワーを聴いてしまった。まだ聴いていないそこのアナタ…このライブを聴かないと損しますにぃ。(izumi)

■11/13(金)ZooBombs/ワッツ―シゾンビ/ドラびでお/Mr.Freddie & The Mercury devil
ZooBombs、ワッツ―シゾンビ、ドラびでお、Mr.Freddie&The Mercury devilというロック大本命のレコ発3バンド(+1スカム)が出演する龍宮ナイトへ行ってきました。仕事を終え、そそくさと得三へ向かうと、すでにドラびでお一楽さんの演奏中!新作のノリピー、草薙くん、お決まりのマツケンサンバ、女子十二○棒など、まだまだ温まりきってないフロアにガツンとかましておられました。続いて青森からのMr.Freddie〜(バンド名長い!で若い!)Voミックがステージを降りファンの女の子達に囲まれ眩しい視線を浴びつつ煽る煽る。この辺りから最前列も人が増え始め盛り上がりを見せーの、ここで龍宮ナイトの象徴ワッツーシゾンビ!新曲多めのセットリストながら騒ぐわ踊るわで楽しい楽しい。お決まりのドラム移動はなくともここまでできるんだってのを見せつけられた次第であります。最後に来るぞ来るぞZooBombs!ようやったワカメちゃん (ベロベロだったけど)!の、は ず が、、、まさかまさかの私事により一曲しか見れず酔いどれダンサーズを尻目に泣く泣く帰路に就いたのでした。後から聞いた話によると、この日のZooBombsはやたらめったらいいライブをしてたそうで、話に聞くだけじゃわかんないんで、もっかい龍宮ナイトに呼んでもらうことにします。(HOIP ウカイ)

■11/20(金)友部正人/ふちがみとふなと
去年から見られた友部正人の不思議な踊り、この日すべての訳が明らかになりました!日常生活を詩的に演出してくれる、京都が誇るふちがみとふなとと、東京とニューヨークふたつの都市を巡りながら暮らし歌う友部正人のユニット、『LDK』のミニアルバム発売記念ライブが行われました。客席には子どもから白髪まじりのおじさん等が目を光らせるなか、ふちがみとふなとから始まり、その後友部正人が加わって、待ってましたLDK。友部’Living'正人のあの感じ、船戸'Dining'博史のコントラバス、渕上'Kitchen'純子の歌などによるDaniel Johnstonのカバー”歌う人 story of an artist"。歌う人が歌う人の歌を歌う気持ちって切なくてきれいでした。そんなこんなでチェブラーシカのTシャツにチェンジされた船戸さんが現れ後半のステージへ。新曲マラソンの歌ではコントラバスの調べにポエトリーリーディングと「走る〜う」の掛け合いがすばらしかったです。それは白熱した演劇を見ているかのよう、いや参加はしていないけど先日あった名古屋マラソンを彷彿させるかのよう。そのとき気づいたのです、なんだか渕上さんの踊りがおもしろい、どこかで見たような。それは友部さんのソロライブで見たマリオネットのような踊り(大変失礼ですが)でした。3人は本当に素直に影響し合っているのですね!LDKまた得三に来てな。(角田安)