■7/1(火)會田茂一/堂島孝平/大森はじめ
 TOKUZOのスケジュールを見たら、『おれふたり+まいなす』と銘打って、會田茂一(EL-MALO、FOE,HONESTY)堂島孝平、大森はじめ(東京スカパラダイスオーケストラ)の名が有った。知り合いばっかりだし!と、早速拝見させていただく。この日のお客さんは女性ばかりだった。偶然名古屋に来ていた、GGKRの加納さんと、すげ〜!!!と、観る。ゆったりと始まったライブ、ほぼMCだった(苦笑)。でも、通常の孝平くんファン、スカパラファンは、會田茂一(アイゴン)氏が醸し出すゆる〜い空気が、こんなにも心地が良いのかと、改めて認識したのではないだろうか。東京でもなかなか見れない、長めな大森さんの独りよがりMC(笑)。孝平くんも疲れるだろうな〜と思いつつも、意外や、地方のショッピングセンター営業も結構したと、MCで教えてくれた。そんな話もしながら、ちゃんと曲もやり(当然だが)、その為時間が押しまくり、ツアーもファイナルなので、アンコールも2回やるというスタッフ泣かせな一幕も有ったが、お客さんは相当喜んでいた。こういうものを見せてくれるから、東京でのライブというのとは又違って面白いし、その地域の人の特権なんだろうと思った。地方への移動が多い職業で良かったと思う瞬間である。((財)日本相撲協会 敷島こと小野川弘道)

■ 7/16(水)ミラーボールズ ワンマン!
 結成8年めに満を持して迎えた初ワンマン!お客さん沢山いるかな…とドキドキしながら会場に着くと、何とギュウギュウの満席状態、なんだか自分の事みたいに嬉しいのう♪そしてよたよたと2人がステージへ出てきて幕開け。ギター男/森氏&歌とギター女/恵子。シンプルでもこんなにぐっときてしまうのはなんでだろう‥。森ちゃんから紡ぎ出されるキャッチーなメロディと官能的なギターフレーズ。暗い童話のような、異空間の景色を思わせる詞。そして恵子の歌は揺れるロウソクの灯のような繊細さを感じさせつつも、時には感情的に叫ぶ子供みたいな無邪気な色気がある。そんな魅力が中毒性を孕んでいるらしい。1部が終了して、会場を包むやや緊張した空気から解き放たれたせいかお客さんは次々とビールをあおる。すると後半戦は一挙にお祭りムード。愛のある野次がとび交う。実はこの日は恵子の誕生日でもあったため、ステージへ客席から続々と花束やプレゼントが手渡され・・・まるでレコード大賞ばりの微笑ましい光景も。あっという間にアンコール、大好きな美しく澄んだナンバー「ティアドロップ」で締めくくり。キラキラまわるミラーボールのような2人の最高の瞬間の到来を、目にした夜でした。(ザ・シロップ/ カズミ)

■7/18(金)卍バワー炸裂 『THE 卍』
 1stアルバム『卍』を引っさげて行なわれた全国ツアー「『卍』レコ発列島縦断。大卍絵巻第一巻」。Start 5分前に得三に入ると、すでに超満員。男女ともに若者の姿が目立つ。ステージすぐ前の椅子とテーブルが取り除かれてできたスタンディングスペース。得三のライブで、いわゆる「立見席」が前方にあるライブは初めてだ。厳かに始まったオープニング。神社で行う結婚式に流れる雅楽(ががく)のようなBGMで、シズシズと、真顔でステージに現れたROLLYさん、サトケンさん、ロジャー高橋さん。3人とも高烏帽子(?)と狩衣(?)に身を包み、まるで日本の歳時記に登場する”神職”のようなスタイルでステージに登場。予想外の展開に場内、大爆笑。得三に、卍ウィルス(笑)が放たれた!「ROLLYさん」独特の口調で放つMCとボーカル、ムードメーカー「サトケンさん」のチェロ、ピアノ、ベーステクニック、そして、「ロジャーさん」のスーパー・パワフル・ドラミング。卍パワー大炸裂!!得三という空間に、卍ウィルスが浮遊し、観客に一斉に感染した感のあるパワフルなライブ「『卍』レコ発列島縦断。大卍絵巻第一巻」。第2巻が待ち遠しい。10月に開催する野外ロックフェス「エナロック」に『THE 卍』の参加が決定。ロック馬鹿必参戦!!(yopparai@MAR)

■7/19(土)HAYAKAWA
やられた!もうノックアウトです。降参しました。スミマセン!って感じ。そりゃあ、あらゆるシーンでベースをブイブイかき鳴らして百戦錬磨の早川岳晴が率いるバンドなんだから、それなりの予測と期待でTOKUZOに出かけたわけですが、全く油断していました。今回は4年ぶり4枚目のアルバム「螺子」を引っさげてのツアー。早川さんを中心に両側にツインギター、ツインドラムを並べての出で立ちだけでも最強の要塞のごとく、見る者を圧倒します。休む事なくうねり狂うベースライン、それに絡み付く橋本・赤澤の対照的なギター、そして追い打ちをかけるようなKI-YANと磯部の脳幹を直撃するドラム、そして緻密でスリリングなキメ。すべてが一体となって螺旋を描きながら怒涛のリズムと重厚なサウンドを生み出している様はまさしく「螺子」です。余談ですが早川さん曰く、分かり易いように左側に変態系のKI-YANと赤澤を、右側にストレート系の磯部と橋本を配置したそうです。ナルホド、これも戦略ですか!こうなるとHAYAKAWAのライヴは体育会系もしくは戦闘に近いものがあります。私もやっぱりトキメキがドキドキ破裂寸前になり、手に汗を握り、オッと気が付くと体中に力が入ていて顔つきにも気合が漲ってたりします。音楽を聴いてリラックスという次元とは程遠いところで充分に燃え尽きたようです。大満足!(G子)

■7/30(水)シエラ・ハル&ハイウェイ111
ブルーグラスの本場アメリカから今とても勢いのあるマンドリン弾きがやってきた。
16歳のマンドリン弾きSierra Hull。一見今時のかわいい女の子、そんな彼女が奏でるマンドリンはパワフルかつ滑らか。一曲目の”Daybreak in Dixie.”からそのテクニックに圧倒された。マンドリンのみならず、あのアリソン・クラウス以来の才能と評価を得る歌声もすばらしい。アンコールで演奏した、自信の最新アルバム「Secrets」に収録されている”The Hard Way”ではすいこまれる様な美しい歌声で私たちを魅了してくれた。この曲を始め難曲かでは、ギターの弾き語りもみせてくれ、マルチプレイヤーぶりを発揮していた。ライブの途中、覚えたての日本語を織り交ぜたMCがとってもキュートで、さっきまであんな凄いマンドリンを弾いていたなんて!と思わせるギャップがまたいい。19歳のバンジョーCory Walkerを始めバンドメンバーとのリズムも最高で、日本でこんな本場のノリのブルーグラスを聴けるなんて!!日ごろブルーグラスの演奏をしている同年代の私にはとても刺激的だった。彼女をきっかけに日本にも若いブルーグラスプレイヤーが増える事を祈る 。それにしてもSierra Hullはまだ16歳、これから先どんなミュージシャンになっていくのか楽しみだ。日本にもまた来てほしい。(手塚里美)