■ 3/5(水)マリア・マルダー
 1曲目のI’m A Womanから マリアの歌の勢いが勝り、オリジナルがふっ飛ぶほどアレンジされて、英語が分からないくせに歌詞でやっと曲のタイトルが分かる程だった。マリアの歌いたい歌と彼女のボーカルの資質が何処で重なり合うか。べッシー・スミスの歌で、一服するようにテンポが落ち着いたときに、見事に着地したように感じられた。グリニッジビレッジの時から、ブルース・ガスペルを探求して、今はニューオリンズに。Play Something Sweetと掛け声を掛けると、それは古い話で、と。しかしマリアの口からアラン・トゥーサンの名前がステージで聞けたのは嬉しかった。アーロン・ネヴィルは天使の歌声だと。以前ジェフに、ボストン大学を中退するような形でニューオリンズに行ってしまったと聞いた。マリアも、ジェフの十八番のPlease Send Someone To Loveを心を込めて丁寧に歌う。今でも歌いたい歌を ひたすら求めて歩みを止めず極めようとしている。マリアに「今日のショーはどうだった?」と凄く気にしながら聞かれた。前に進むだけだよと大先輩に向かっては言えませんでした。年下のように可愛い、自分の為に歌う事に夢中な素晴らしい女性でした。其処に痛く感動し活力を与えられました。ドーナツショップのウェイトレスの裏ジャケのメキシコ人街は、ロスでは無くアルバカーキだと教えてもらえました。(細G)

■3/14(金)FeeBee's/サムライ・デリカテッセン・バンド/浅草ジンタ
 ホワイト★デ―には男前! FeeBees、久しぶりに観ましたカッコイイですね。スタンスがブレない線がまた太くなりカタチ・音感覚を構築して断片は荒々しく、そしてもうあと少しで羽化するような入り込むストレートなエネルギーがギターからあふれでて、眉間のしわへと集約し発散する男の色気かな。 サムライデリカテッセンは、70'sサイケ姿で登場。もうその時点でサムライではないっ。んっ!ブルース・ポップなの?やさぐれてない!「では一体!?」と、暫しすると・・・。後効きするオモシロサがじわっと出てくる不思議な人達でした。本日最後は浅草ジンタ。初めてみたのに、速攻!踊れや笑えや人・人・人。見た目は江戸っこテキヤかチンドン屋、ぴりっと利かせたスタイルで、掻き鳴らすベ―スはなんとスチールのみの輪郭眩しいスチール・ウッド?ベ―ス! いやぁん、なんてシャレたスタイル★惚れぼれ。はて、なぜに不思議と乗っちゃう小気味よさはなんだろう。コレは盆踊り的馴染みよさにロックな厚みが重なってジャパニーズお祭りビリ―でホイサッサ!浅草ジンタでえぇじゃないか!体感音頭を三度あげ、ゆくはお伊勢かロンドンか、もはや東海道中わしずかみ、えぇじゃないかえぇじゃないかの大演舞。久しぶりにいい汗く、こゆい音楽と男前な夜でした。 (ニ―ラ)

■3/19(水)第25回TOKUZO レコード・コンサート 「黒人達の初期ロックンロール」
 まず、ピート・ジョンソンとアルバート・アモンズのブギウギピアノを聴いておいて、ジャンプジャズ、ルイ・ジョーダン等からの流れをフォロー。次は、ニューオリンズからの流れ。ファッツ・ドミノから、決定版リトル・リチャードと、その後に続く強烈なシャウターたち。そしてサンレコード。サム・フィリップスとアイク・ターナーが、「ロックンロールは白人が黒人から盗んだのだ」「いや、そうじゃない」と、大人げない喧嘩をする映像なども流しながら、初のロックンロールヒットだという説もある「ロケット88」。チェスのチャック・ベリーとボ・ディドリー。チャック・ベリーって、目立ったフォロワーがいないんだねぇ。何故なんだろう??さらにアトランティックのレイ・チャールズ、ジョー・ターナー、ラヴァーン・ベイカーと言った人たちをカバーしておしまい。ロックンロールの時代から、レコードを買う層が、低年齢化したんじゃないかという話は、うなずける物がありました。その前はSP時代、子供には手が出なかったのかもしれないな。映像もふんだんに挟み込んだ今回。やっぱり映像は、説得力有りますな。キャブ・キャロウェイ楽団をバックに、ものの見事なタップダンスシーンを披露するニコラスブラザーズや、踊りまくりながらシャウトするラリー・ウィリアムズなんて、みんな見たこと無かったよね。(森田)

■3/27(木)植木 等 追悼ライブ2008
 あの植木等さんの命日。なぜか口ずさめる名曲達と老若男女がこの日、溢れた。まずは、言い出しっぺのサザエさん風のNUU。前掛け姿が男前度アップ!笹子氏のギターの美しさにうっとり。灰皿盗んで飲み屋の串をごまかしちゃうと、のびのび歌うNUUちゃんなら、「ええよ」とつい許したくなるのは、私だけ?途中、意地悪ばあさん乱入アリ、コーラス隊合体で、豪華にゴマをスレスレ!そして、こちらはなぜか白衣姿のドクターkeiに真紅のドレスが眩しいさゆり嬢。Ettならでは選曲、口ずさめない植木節にしみじみ。中でも「男節」の切なさが胸を打つ。トリはこの日のために結成されたバンマス・松石ゲルによる名古屋無責任オールスターズ。ミサキ(tp)の「あ〜死ぬかと思った」に始まり、謎のピン芸人?出現の「お呼びでない!」、ドーナツ争奪戦の中続く演奏に、おお!出た!ゲル肇?氏によるステージから客席までもスティック握り何処までも叩き続けるというアノ名場面の数々が。お見事!さらに、大トリ!自称・実録無責任男こと我がスーダラ社長のハイそれまでよ!に沸点越えの大盛り上がり!一同総動員スーダラ節で大団円!といくはずが・・・。クレイジーとドリフと世代入り乱れ、賑やかに過ごした一夜。ホント植木等さんのおかげです!うう〜ッ出たかった!(ハヤシ)

■ 3/30(日) MAMBABOO
 総勢10名のイケてるオジサマ軍団MAMBABOO。楽器含め、TOKUZOのステージにちゃんと乗り切るのか?と心配していましたが、当日は非常に密度の高い状態ながらも、なんとか皆さん無事ステージ上に。さあ、そんな高密度な状態で始まったライブですが、ジーノ秋山さん・青山純さんの2ドラムス、whachoさん・中島オバヲさん・Mac清水さんの3パーカッション、そして中村キタローさんのベース、と、メンバーの半分以上を占める、充実のリズム隊はホント、強力で心地良いグルーヴ感。聴いていてとっても楽しいし、自然に身体が動いちゃいます。更に、キーボードの他、時々カシシも振るMA*TOさん、歌ってもカッコイイ、ギターのEBBYさん、お二人のリズミックなコードやソロのフレーズが加わり、また一段とイイ感じの展開に。そして、フロントに立つホーンのお二人、サックスの春名正治さん・トロンボーンの村田陽一さんの、時にはアグレッシブで、時にはセクシーなフレーズが乗っかると、もう最高!!ああ、皆さんステキ過ぎ…なんて思ったところに、突然「たき火!(←歌詞です)」を連呼する曲があったりして、客席は爆笑。そのギャップにも、すっかりヤラレました(笑)。そんな、メンバーの皆さんの雰囲気がダイレクトに伝わってきた、本当に楽しいライブ。また観てみたいです。今回惜しくも見逃してしまった方、次回はぜひ!(藤井由紀)