■3/10(土)11(日)セニョールズ公演「セニョールエレ浜」
 見ちゃった。しかもデートで。彼は初めて見る舞台がセニョール…。一抹の不安がよぎる。いつもはスタッフの為客席で見るのは初めて。ステージ近くてドキドキですよ。いろんな意味でギリギリの映像でスタートし、お客さん達大興奮。彼も笑顔でとりあえず一安心。歌は浜ちゃんが歌って、とみィ、ルイルイをはじめいちメロのいつものメンバーがバックダンサー。照明ブースと違い客席ど真ん中、お客さんの興奮がバンバン伝わってきて…なんだかいきなり感動!芝居が始まり5分後、隣のお客さんが浜ちゃんに「カワイイ…」。「うんうんっ!」と頷く私と「えっ!?」という表情の彼。そんな彼も10分後には周りのお客さんと同化。恐るべしエレ浜パワー…。もうあとは浜ちゃんのペースに巻き込まれて一挙一動で爆笑。お医者さんにウェイターに次々変身する浜ちゃんにくぎづけ、ミニライブではお待ちかねの栗ちゃん登場!興奮した隣のお客さんにレンコンチップスを落とされましたが文句言ってる場合じゃない!懐かしのツーショットに感激。栗ちゃんの応援ソングに涙!ラスト二人のデュエットで号泣!!周りにいたお客さまごめんなさい。奇妙な客がいたらそれはあたしです。だって素敵だったんですもの。そうそういちメロ七夕に何かやらかすらしい!みんなーチェックだ!!(トミレイコ)
■3/15(木)CARLOS JOHNSON & THE GO WEST!
 連綿と続くシカゴブルースの伝統。それを受け継ぐカルロス・ジョンソン。3年前、オーティス・ラッシュの片腕として来日し、そのギターが大きな話題となったのは記憶に新しい。いやがうえのも期待が高まる中、客席は立ち見を含めて超満員。ステージはライブアルバムと同じく、C.J's Swingから始まった。カルロスのギターが唸る。えぐいっ!強烈なスクゥィーズギターだ。オーティス・ラッシュやアルバート・キングにも通じる、左利きギタリスト独特のチョーキングが心地よい。かと思えばジャジィなギターを流麗に聞かせる。唄も深みがあっていい。選曲はブルースだけにとどまらず多彩であるが、根底にあるのはやはり紛れもなくブルースだ。客席とのコール&レスポンスあり、客席の反応にカルロスが感激する一幕あり、さらには客席への乱入まで(立ち見の人はラッキー!)あり。高いテンションを保ってのステージは休憩なしで2時間半にも及んだ。なんというパワーだろう。まさに本場の生きたブルースにどっぷり漬かった一夜であった。また、名古屋のメンバーによるサポートも素晴らしく、カルロスの音に即座に反応し、バンドとしての一体感を生み出していた。それにしてもこんなブルースマンが数年前まで日本で無名だったとは・・・シカゴおそるべし。こりゃシカゴに行くしかないね。 (スローブルース/岩田)
■3/18(日)あがた森魚 with 矢野誠
 “ノオチラス艦長”あがた森魚は、今日も変らず舳先に立ち、彼の航路を突き進んでいた。北海道に生れ落ちて58年。この日私は、58年という彼の道程を十二分に堪能させてもらった。今回あがた船長と共に船に乗ったパートナーは、30年来の彼の盟友、矢野誠。2人共相変わらずレトロでナイーブでロマンチストで、そんな彼らの姿に嬉しくて笑ってしまった。あがた森魚はギターを爪弾きながら語り歌う。ボブ・ディランや早川義夫に憧れて歌い始めた事、今は亡き小学校の恩師に対する想い、等々を。そのあまりに素直で衒いの無い様はビックリする程だった。だから彼の歌は、美しく色鮮やかに胸に響く。そして彼の歌う様々な情景を、矢野誠の繊細なピアノが、時に無骨に時に儚げに彩り上げる。初期のビートルズの様なグレーの詰襟のスーツを着てピアノを弾く矢野誠は、偏屈でそしてとてもダンディだった。何十年ぶりかの邂逅で今再び一緒の船に乗った2人の音楽は、30年という時間の分だけ懐深くユーモラスになっていた。あがた森魚の示す羅針盤は今も昔も変わっていない。「・・・そして今僕は、やはり僕と同じく全ゆる事に自信のもてない人、一時の気の迷入りで死を想っている人、しかしそれでもやっぱり「生きる」ことをしていくんだと思っている人にとってささやかな宝物になればいいと思う。・・・」(1970「蓄音盤」より)。2人の美しき頑固親父に乾杯。(山田真由美/昭和爆音婦人会)
■3/23(金)小川美潮・ウズマキマズウ
 おー今日は美潮ちゃんのライブ、この日をどれだけ首を洗って待っていたことだろう。今年1月得三の坂田明さんとのライブで、声ではなく「うた」を歌った美潮ちゃんに今回を期待せずにおられようか、して見よメンバーの布陣も超豪華美潮セット(他コーナーで確認ヨロシク)ではないか!で、早めに来たわりには7割は埋まっている得三の席たちはやる気満々だ。ステージを見ると所狭しとばかりに楽器たち、やはりやる気満々だ。聴く気満々でいると、ゾロゾロとメンバー7人、美潮ちゃんによる「ウズマキマズウ」が登場、演奏が始まった。良い、1曲目からいきなり絶好調だ。こっちは0.3秒で美潮ワールドにどっぷり浸かる。選曲はもう良い曲ばかりが続いて爆裂ファンの自分は号泣しきりである。このメンバーじゃないと出来ないと言って演った「天国と地獄」で心を奪われ、「窓」には不意をつかれて声を出して泣くところであった。まてよ、よく聞くと全曲当時のアルバムそのもののアレンジでやっているではないか。だからこれだけのメンバーが集合したのかと大納得。と同時に今後の活動に対する美潮ちゃんの並々ならぬ意気込みが感じられた。はい、アナタ、これを読んでしまったアナタ、次回のウズマキライブには必ず来るように。絶対感動することを私が保証します!! (よっぴん/まりも)
■3/29(木)酒井俊(vo)太田恵資(vln)桜井芳樹(g.banj)関島岳郎(tiba)岡部洋一(per)
 ご本人たちに確めたわけではないので、あくまで勝手な推測だが、俊サンたちはライブの前に、打ち合わせの類いをほとんどやらないんじゃないか、と思う。そもそもこの5人は、強力に個性的な人たちである。しかも自分の音に頑固で、簡単に他人の手足にはならないような、自己主張の強い人たちのように思える(これも僕の勝手な想像です)。俊サンは、せっかくそんなイカした人たちと共演するのだから、何か型に嵌めたり、毎日同じ演奏を繰り返すんじゃつまらないと考えている、はずだ。決め事があるとすればただひとつ、いい音楽を演ること、それだけではなかろうか。でもいい音楽っていったい何? 方法論も美意識も微妙に異なる5人は、絶えず互いに問い掛け、答えを探りながら音楽を紡いでいく。あ、あなたが今出した音ステキだね、なんていう彼らの声が、演奏のあちらこちらから聞こえてくる。俊サンの音楽はとても自由だ。でもそれは自分勝手のことじゃない。それぞれ個性的な5人が伸び伸びと泳ぎ回りながら、ひとつの素晴らしい音楽を創る。そこに自由の本当の価値があることを、この夜俊サンと4人の仲間たちは物語っているようだった。(野口浩成)