■12/2(土)ザッハトルテ/ハッチェル特急楽団
 『得三がカフェの雰囲気になりますよ!』という、このイベントを企画した友人の言葉がとうしても気になり、急遽予定を変更して得三に向かう。店内に入るなりビックリ!なんとステージが客席に、そして客席後方(ちょうどPA卓の前あたり)にマイクやらアンプやらが並んでいるではないか!!とビックリしながらも、私の指定席、カウンターの一番後方に座る。まずは、デビュー当時から何度もライブを見ているアコーディオン、ギター、チェロのインストバンド「ザッハトルテ」の登場。今までは、ライブの手伝いがてら見ることがほとんどだ?が、久しぶりに集中して見る。ん〜、やられた!なんだこの成長ぶりは。いつもは「本番は緊張しちゃって・・・」というメンバーだが、なんの、なんの。程よい緊迫感とリラックス感で1ステージを見事にやり終える。先日大阪のイベントで彼らと共演した、あのショーロ・クラブの笹子重治氏が「ザッハトルテを知っているか?関西にすごくいいバンドがいるぞ!」なんて言っていたが、納得!そして2番手の「ハッチェル特急楽団」。今度は打って変って、ハッチェル氏の歌を中心とした、コミックバンド。さすがベテラン、お客さんを一気に引き込むテクニックは凄い!大いに笑わせていただいた。アンコールでの共演も素晴らしく、お腹いっぱいの一夜でした。(酒井)
■12/7(木) 栗コーダーカルテット
 かつてディランは「時代は変わる」と歌ったけど、10年の間にそのゆるく心に優しい音楽がここまで人気爆発してしまうとは少々驚きの栗コーダーカルテット。そんな中、肝心の彼らといえば、当夜の宿泊先の予約を入れ忘れ、1部と2部の間に慌てて入れるというマイペースぶり。それでもツアー初日の緊張感も手伝ってか、若干いつものゆるさの栗コーダーとは違い、栗原氏のつぶやきMCも少なめにクリスマスソングを立て続けに披露し、場内を神聖な雰囲気に変えていく。リコーダーをはじめ、様々な楽器を持ち替えての手を変え品を変えの演奏は、相変わらず素晴らしく、栗コーダーから演奏のクリスマスプレゼントがみんなの心に配られていく様はとっても心地が良い。おまけに今回のツアーには、pedal steel gで駒沢裕城氏が加わっており、いつも以上に音の厚みを感じさせ、ふと目を閉じれば、聖夜の教会のステンドグラスとその前で歌っている聖歌隊が見えてくるほど素敵。簡単な事を難しそうに演奏する人達は意外に多いけど、難しい事をいとも簡単にこなすこの玄人集団の演奏力はやはり唯一無二の存在感で、引く手数多なのもうなづける。みんなに教えたいけど、あまり教えたくないちょっぴり意地悪な気持ちさえ感じてしまう彼らの音楽をこれからもそっと見守っていきたい。(あさいするめ)
■12/18(月)林栄一クインテット
 林栄一クインテットを聴いてきたわ。当日は時間をおしてメンバーがぞろぞろとステージへ。客席から見ると林栄一 (as) さんと渡辺隆雄(tp) さんが並ぶと見た目がおそろしい。。。二人して任王立ちしていたので恐いわぁと思いながらもあたしは一番前のかぶりつきの席をゲット。うふふ。これでみなさんの毛穴まで見れるわね。聴けるわね。はじめの曲は Art Deco(Don Cherry) で始まった。いきなりカウンターパンチ食らって目の前に飛び散る火花!もう一発目でちびりそう。なんて素敵なのでしょう。林さんの繊細且つ大胆なメロディーは世界中どこ探しても無いたったひとつの音楽なのよね。なんともいえない宇宙が見え隠れ。もちろんバンドメンバーも本当にみなさん素敵だったわ。特にあたしが好きだったのはピアノの久保島さん。外見は物静かな印象があったのだけどピアノの前にすわった途端に熱い血が煮えたぎっていた。蝶のように舞うそのメロディーにあたしの心は蜂のように刺されまくり !2nd ステージではFOUR IN ONE(MONK) と林さんのオリジナル曲「夜と友達」で興奮は最高潮へ。これはもはや音楽ではなくなんともいえない快感を耳で食べてる感じ。このライブを聴けなった人は思いっきり後悔したほうがいいわ!最後に林さんと握手していただいたのでいまからあのライブを思い出しながらこの右手を舐めまわすことにします (R)
■12/21(木)Caravan
 チケットは完売、満員状態のTOKUZO。1曲目はなんと「Night Song」続いて「Everyday」。この流れに僕はもう感無量でした。しかしなぜこんなにもCaravanの音と言葉が胸に響くのだろう。それを特に感じたのは、Caravanがあえてギターを置いて歌った「Music Save My Life」。この曲は今回のツアータイトルにもなっていてCaravanのこの曲に対する思いがなんだか伝わってくるぐらいの迫力でした。ライブは弾き語りを交えながら終盤に向かい「FREE BIRD」で本編終了。しかしここで素晴らしいことが起こったのです。なんと観客みんなで「FREE BIRD」を歌いアンコール!このアンコールに、出てきたCaravanも初めての経験らしく、喜んでくれて、僕にとって忘れられない思い出に。いやフロアにいたすべての人にとって、忘れられない思い出になったかもしれません。そしてアンコールで「Wagon」と「ハミングバード」を続けて演奏、最後に「FOLKS」で終了。ところがまた素晴らしい出来事が!客電も点き、入り口の扉も開いているフロアにダブルアンコールが起こり、そしてCaravanが1人で再登場したのです。そして「246」をみんなで大合唱。僕は夢の中にいるようでした。(蔵島“マウス”岳雄)
■12/27(水)『ハポン night』
 ♪ハポンスタッフのモモジさん率いる「スティーブジャクソン」、オーナーの太郎さん率いる「holon(ホロン)」がスタッフ星さんのPAでライブするというイベント「ハポンnight 」。初めはモモジさんのスティーブジャクソンから。この夜は、たっぷり約1時間の演奏とその合間のゆる〜いおしゃべりで楽しませてくれました。スティーブは今年で結成10年目なのだとか。10年間で何度もメンバーが入れ替わり、進化を続けるスティーブですが、私個人的には現スティーブが一番良い感じだなと思います。「ナイーヴパンク」という言葉(があるかどうかは知りませんが)がピッタリな、どこか胸キュン音楽満載の1時間でした。♪続くは、太郎さんと弟こころくんのパフォーマンスユニット、幻燈ダンスのholon。OHP2台を使って、舞台全体を覆うカーテンのようなスクリーンに映し出される幻想的な映像と、そこに時折影絵の様に浮かんでは消える太郎さんのダンスは、始まったその瞬間から私たちをholonワールドへと引き込むのでした。普段の物腰柔らかな彼からは想像できない、激しくセクシーなダンスにドキドキ。そして今回のholonの音楽はスティーブジャクソンとEttのkeiさんが担当でした。♪イベント終了時、「これからもカタチにとらわれず、いろいろ楽しいことをハポン内外でやっていきたいと思います。」という太郎さんからの言葉。今後のハポンも引き続き要チェック!です。(osr)