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■5/16(水)三上寛 opening
act:桑原滝弥 それは暴力だった それは殺伐という名の癒しだった それは正しい犯罪行為だった それはアントニオ猪木VSグレート・アントニオ戦だった それは色の汗だった それは洗っても洗ってもおちることのない血だった それはマウスピースごしのディープ・キスだった それは世界最高速手動式SEXマシーンだった それはかくれんぼのオニのときの絶対的孤独だった それはニッポンのフィクションのドキュメントだった それは記録的な大雪と猛暑だった それは最新の伝説だった それは日々の自殺だった それは道化であり狂気であり革命だった それは30年間+0.1秒間だった それは体長50メートル重さ20トンの上品さだった それは人間ばなれした人間らしいおっさんだった それは誠にもって遺憾ではなかった それは詩だった そのものだった (詩人・桑原滝弥) ■5/19(土)須山公美子 私にとって一番大切な彼女のアルバムはセカンド。佐藤幸雄のの爪弾くギターの一音一音までが、胸の鼓動を更に揺るがす傑作。勿論彼女の歌は、遙か彼方からやって来て、またどこかへ連れ去ろうとする星の流れ。何度聴いても飽きない、モノクロームの輝き。今年、このCDに出会えるだろうか(未CD化)。 クルト・ワイル夫人のロッテ・レーニャを大切に保存したCDボックスを私も買ったのだけれど、今回のライブを見ていると、地味でメロディがきれいな歌が一杯で、おまけにそれが、船戸氏(b)の心を削ったり埋めたりして豊穣なベースと、フルートやアコーディオン、そして彼女と交替でピアノを弾く寒河江氏のゆるやかなバックに支えられているものだから、あの頃の膨大な歌たちもやっぱりこんな所でこんな風に、艶やかに歌われたのだと思ってしまう。帽子も素敵で、ピアノに映った彼女の顔が、下手にいる私にはまるで鏡の中の密やかな映像のように見える。彼女はランボーだってセリーヌだって通過してる。でもそのことをあからさまにはしない。その志で鍵盤を操ってあの人を思い出させたり、澄んだ歌唱で夏の森をイメージさせたり、手風琴の音でたわわな実りを予感させたりしてくれる。今度はアンコールで「乙女のワルツ」がぜひ聴きたいものだ。(Lavender Dream 酒井正己) ■5/23(水)遠藤賢司 半年振りのエンケンさんのライブ。お客さんもフォーク世代の方から、10代20代の若者まで、特に若者の場合、自分の好きな音楽をやっている人が影響を受けたというところから、エンケンさんを知ってというのが多いんじゃないかな?と思います(私もその1人)。ライブの方ですが、最初から、激しい曲の立て続けではじまる。ギターを弦が切れそうなくらいに掻き鳴らし、歌い叫ぶエンケンさんの姿はとても、うちの母親と同世代とは思いない程、素晴らしくカッコヨク(思わず叫ぶ)沈んでた気持ちも何処へやら?一転してこちらまでスイッチ全開で熱くなってきた。聴きたかった「史上最長寿のロックンローラ」に感激。そして21世紀の門出を祝う曲「エンヤートット」。リズムが延々と流れる中、ギターとシンセは荒波や風を思わせ、その中に喜びが。スケールが大きい!激しい曲の印象ばかり書いてますが“純音楽二刀流”のタイトルにあるようにもちろん静かな曲も。「ネコラ」という曲が良かったです。エンケンさんのライブに行く度にジャンル?ってなんだろうと思う。SE然り、MC然り自分の感じたものを素直に楽しんだり、自由に表現してるエンケンさん。だから、少々オーバーでもこちらに伝わってくるのは遥かに大きい。エンケンさんはプログレマンであり、グレイトソウルマンだ。(かとこ) |