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■7/6(木)アルゼンチン音響派スペシャルユニット トータスあたりのシカゴ音響系にハマったのち、深追いしていくうちに南米の音響系に行き着いちゃったって人は結構いるのでは?僕もレコード屋に薦められて聴くうちに彼らの音楽が好きになっていった。面白いと思った演奏を純粋に楽しんじゃってるのがCDからもありありと感じられたからだ。今回、アルゼンチンの音響派の演奏が生で見られるということでその奔放な演奏を確かめに行った。そこで見たものは「そこで鳴っている音に直球で反応して楽しんじゃってるおじさん達」だった。この人はアルゼンチンを代表するなんちゃらとかこの人はROVOの人だとかポストロックだの音響系だのまったく関係なく、ただ「自分達の出した音に気持ちよくなっちゃってる人」(笑)。木の枝をガサガサ鳴らしてパーカッションにしたりと楽器の捉え方も自由そのもの。彼らのアンサンブルから次々湧き上がる生まれたての音楽を聴き手も純粋に楽しんでいる。これでライブが成立してしまうのは演奏センスの土台がしっかりしているからだろう。同行PAのZAK氏によればこの TOKUZOでのライブは今回のツアーの中でも特にゆるい演奏だったらしい。氏のオペレートを見るのも今回の目的の一つだったけど、澄んでいるのに暖かみも広がりもある音作りで気持ちよかった。(松井信樹 G-FIGHTER/PA) ■7/10(月)吉田達也&内橋和久 マルオト/SAX RUINS この日の得三は、もの凄く濃い空気が漂っていた。3バンドとも強烈な個性が溢れていて強烈なライヴをしてくれた。マルオトの一定のリズムを保ちつつ、ゆっくりと激しくなってゆく曲調。ギターとベースの柔らかい音質と、村上ゴンゾ氏のあのキンキンの電子音が混ざった時の新鮮さと違和感のない心地良さ。そして、ステージをおりてからのマルオトの面々は、とても穏やかで、控え目な4人だった。それぞれソロで活動しているみたいだが、そっちもとても気になるところだ。SAX RUINS。1曲目からぶっ飛ばしまくりでした。早い、そして力強い。変拍子がたまらなくいい。曲の途中に入ってくる歌というかシャウトというか・・。とても攻撃的でした。サックスにディレイやオクターバーをかませて、雰囲気でてました。吉田達也&内橋和久。この二人のライヴは、色んなものをイメージさせてくれるライヴだった。ドラムとギターだけで、あの音圧と、曲の広がりは、素晴らし過ぎる。あの2人にしかだせない、即興ならではのライヴ感とリアルさが、形となっていた。2人だけの世界観の詰まった演奏を見せてくれました。この日の一週間前に内橋さんは得三でライヴをしたばかりだったが、その時とは全く違った音の表情を見ることが出来ました。(岡) ■7/13(木)ソウルフラワー・モノノケ・サミット とざい とうざい ソウルフラワーのモノノケサミットでござあい〜 そうれ!ペペン、ペンペン、ペ―ン!蒸し暑い7月、とうとうこの日がやってまいりました!9年ぶりの第3弾アルバム「デラシネチンドン」(すばらしー!)ほとんど毎日持ち歩き状態のワタクシ。もうそろそろ始まるかなあ〜。なんかエライキンチョーするなあ。トイレに行くにもやっとのたくさんの人。そしてついに始まり始まり〜。なんかステージも人が多いぞ。ヒデ坊に洋子さん樋野さんに奈月ちゃん・・・。誰を見ようが忙しいっス。でも女性が入るとホント華やかになるもんですなあ。アルバムの中でも存在感大の「竹田の子守唄」は、生中川さんの生唄でさらに深く心に染みます。「釜ケ崎人情」なぜか子供に人気。曲の最後の「釜ケ崎〜♪」のフレーズがたまらんようです。センメッチュとやった「トラジ」しっとりやさしい気持ちにさせられた。突如現れた歌舞伎昌三。凄かったですね〜。ステキでしたワン。阪神淡路大震災の後からもモノノケの唄は、どれだけの人の心に染み込んだんやろ。音楽はこうだろああだろとかいう、難しい話ではなくて、こういう命から魂から生まれた唄は、自然に人の心に染み込んでくんやろうな・・。毎回中川さんに「かっこよかったですぅ」とアホの様にニヤけて、それしか言えないワタシ。悲しいっス。(高橋商店) ■7/16(日)ROCK'N'ROLL GYPSIES 旧知の仲間との演奏は、花田に名古屋弁をしゃべらせるほどの余裕を与えるものなのか、と僕的にはやや戸惑いを覚えた前半ではあったものの、その後は、池畑の嵐のようなドラミング、下山の蝶のように舞うギタープレイ、そして骨太の花田のギターサウンドとボーカル、新しい友達と紹介された元POTSHOTのベース市川が織り成すサウンドは、決してルースターズサウンドの焼き直しなんかではなく現在進行形のジプシーズサウンドであり、僕はそのサウンドに大いに魅了されていった。選曲も既発の2枚のアルバムからのセレクトを核としながらも、ルースターズ時代の楽曲も演奏すると云う、今まさに演奏したい楽曲を演奏しているというチカラ強い自信のようなモノが感じられ、大満足の内容だった。常々、僕は良いステージには、ミュージシャンの出来不出来以外にも、聴衆、スタッフなど、その場に居合わせた全ての人達の相乗効果が必要不可欠であると考えている。しかし、残念ながらそのようなステージには数多く出会えるものではない。今回その稀少なステージに出会えた事に感謝するとともに、若いロックミュージシャンやファンには、ロックとは決してBGMではなく、心に突き刺さり、衝撃を与えるものだと云う事をジプシーズのライブを通して体感して欲しいと声を大にして伝えたい。(あさいするめ) ■7/22(土)勝島伊都子・石岡春代 さすが!というべきベテランの唄者達の素晴らしい唄声でした。シマ唄のメッカ、尼崎からやってきた、勝島伊都子さんと若杉英樹さん。名古屋初ライヴで少々緊張気味。でもさすが名唄者の伊都子さん。唄い出すと、父である伝説の名唄者、故勝島徳郎氏から受け継いだ、圧倒的な深みと味わいのある唄声を聞かせてくれます。そしておなじみの石岡春代さん。伊都子さんをお迎えしてのライヴということで、いつも以上に緊張感のある唄声でした。特に地声から裏声に変わった時のビブラートは本当に鳥肌が立ちました。そして三味線のベテラン、小村順一さんの好サポート。若手のホープ、若杉英樹君の若々しい切れのある、見事な三味線と唄。本当に素晴らしかったです。そして、いつもながらのアットホームな雰囲気。出演者とお客さんの距離が近い、TOKUZOならでは。でも決してステージ上とお客さんは馴れ合いにならない程良い緊張感がありました。皆さん本当に唄をしっかり聞いてもらえるのでうれしいです。自分で言うのもなんですが(笑)、本当に素晴らしい企画だったと思います。これからも毎年やりたいと思っています。『朝顔節』『野茶坊節』等、まだまだ唄っていない唄もありますし、今回控え目だった、伊都子さんのノリノリのトークは次回に期待したいと思います。(「奄美シマ唄ライヴ」主催 岩山幸嗣) |