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■5/4(木)加川良
with すぎの暢 ひとめで加川良とわかる手紙が届くなんて滅多にないことや。どういう風の吹き回しなんやろう。そや5月4日は去年で終まいのはずだった『○一番』の初日や。わしの回りの連中も何人か大阪まで行くらしい。そいで客が少なそうなんで、得三までおいでやちゅうことなんやな。ちゅうんで6時少し前に着いたら、何じゃこりゃ。数十人以上も行列ができてるやないか。やっぱり加川良は教祖様のひとりやな。やっと腰をすえても、さらに膝送りが続き、開演前にすでに椅子のない状況や、わしはこんな時、まったくでんと構えておれない情けない奴なので、ひたすら呑んでおくしかない。いつもの得三とは異質の空間に怯えてしまう奴なのやった。 本ちゃんのほうはどうやったって?そりゃ、加川良はどうやったって加川良や。美川○一ばりのド派手衣装の轟音スチールギターマン・すぎの暢、PAの無口なタムボリンマン・福井としおとの鉄壁の三角関係が悪かろうはずがない。トホホな事件もあったって?そいつは、本人のHPの掲示板のジャングルにでもわけ入ってみてくれや。わしはそいつに触れる資格はありませぬ。今度、わしの田舎町でやる時にゃ、しょぼい田舎らしく、たっぷりゆる〜く、ちょこっと濃くやりたいね。(a-fuusan) ■5/12(金)モロ師岡 「モロカタルシス」と題された、モロ師岡の一人コントの旅に同行。初めて芸人というものを舞台そでから見た。コント開始の3分前、楽屋で深呼吸をしながら手足をそわそわ動かすモロ師岡のいっぱいいっぱいの状態を目の当たりにして、舞台一発勝負の芸人のカッコ良さにあらためて感動。コント歴20余年にしてこの緊張感。舞台は魔物だ。ドラマ「中学生日記」製作のお膝元だけあって、御器所先生ネタも大ウケ。爆笑に次ぐ爆笑の長〜いマクラを経て、名古屋初披露の「サラリーマン落語」をスーツ姿で一席。上着を脱いでネタに入ると客席からはどよめきが。手帳をカップラーメンにしての古典落語パロディに「さすが開祖」と感心。自分で着替えながらの、救急車話に爆笑しつつ、次のコントへ。と、これが意外にもホロリと泣ける人情話。いわゆる幽霊モノなのだが、あとで「何か映画とかヒントにしたんですか?」と聞いたら、「いや、よく言われるんだけど観てないんだよね」とのこと。モロ師岡、もはやハリウッド映画の域にまで到達か?そして、最後は十八番のブラックなロボ警官コントでシメ。お客さんもみんな大満足。終演後、客席のあちこちから「面白かったね〜」という声を聞き、楽屋で汗だくの衣装を着替えるモロ師岡の後ろ姿に、「よかったね師匠」と心の中で声をかけたのでした。(温泉太郎) ■5/17(水)WHY?/54-71/Coptic Light 三者三様の趣向のアクの強いアーチストが集結しただかあって客層もバラバラで久々に大入りのライブを観戦。会場に着くとすぐさま始まったのが個人的にこのバンドを拝みに来ましたNYの「COPTIC LIGHT」!驚愕のフリーフォームプレイを堪能、崩れ落ちていく寸前に整合され決めのフレーズで昇華させていく技は熟練と攻めのスタイルが共存。この時点で満腹でしたが、続く「54−71」にも凝視、硬いスネア音、ミニマムに刻むベース、不穏に弾き叩くキーボードで類いない人力テクノ〜ゲームミュージックを展開、凄い。そして会場の2/3はこの「WHY?」がお目当てでしょうね、ヒップホップ経由のサイケロックというか、変幻自在に様々な楽器を打ち鳴らす温故知新しながらも最先端である佇まいはまさに今が旬な音、曲そのものも良い!今度どうスタイルを壊していってくれるかも楽しみのひとつ。( sllick stfuff・新川) ■5/25(木)MJQ 前回の得三でのライブからおよそ一年振りのMJQ。今回は新たに「J」としてMOSTのギターでもある山本“ジョージ”久土を加えての三人編成でのライブであった。この日の僕は従業員でありながらライブに釘付けになってしまった。そこで気付いたことはMJQ、NOTALIN'S、そしてソロと、うたっている歌が同じでもそれぞれが別物の音楽になっているということである。それはやはりミチロウさんが歌と同じくらいリズムにこだわっているからだと思う。その点今回のクハラさんのドラムは本当に素晴らしかった。時には力強いビートで曲に爆発力を与え、また時には繊細なタッチで詩の如く語る。ミチロウさんの歌の世界観をより広げるとても豊かなドラムであった。そして山本さんが加わったことにより音色はもちろん、ライブのテンションの幅も広がり、クライマックスの「音泉ファック!!」や「天国の扉」では失禁寸前状態。僕の計算ではミチロウさんのあの切り裂くような独特のシャウト一発で、名古屋駅ナナちゃん人形周辺の弾き語り100人は殺せるなと思う。今では伝説とされるザ・スターリン時代の曲も沢山やったが、この日のライブで僕が一番印象的だったのはアンコールでの「ニューじじい」という新曲。うたうは遠藤ミチロウ55歳。完敗である。(川村) ■5/26(金)東京ザヴィヌルバッハ PaperBagLunchbox/ALL OF THE WORLD 六時半ころTOKUZOへ向かうとなにやら行列が・・・ 。やっべー、ひょっとして今日はスタンディングか? 聞けば今日は200近く入るそうな。 ひええええ。一組目は PEPER BAG LUNCHBOX。 2組目は名古屋の ALL OF THE WORLD。 トリは 東京ザビヌルバッハ。 菊地成孔(sax)と坪口昌恭(key,computer)のデュオユニット。 坪口のマッキントッシュ上に走るシーケンスソフトとキーボードに菊地のサックスが絡む。CDでは聞いていたが、名古屋初登場のこのバンド、ライブで聞くとさらにいい! その音楽をたとえていうならば、エレクトリック・マイルス時代の「ビチェス・ブリュー」や「イン・ア・サイレントウェイ」あたりの曲を解体し、再構築させた感じか。そういえば名前だってジョー・ザヴィヌルから取ったような気もするぞ。全編ポリリズムを主体とした演奏は実にスリリングで色気がある。 数曲を切れ目無しの演奏でノンストップの一時間。 ところでこの客層の若さと入りの多さはなんなんだ!同じく超満員だった大友良英のニュージャズオーケストラ、不破の渋さ知らズ、菊地のデートコース、このアバンギャルドなジャズを基盤とした音楽がすでにポピュラーであるのか? そして彼らが起こしているムーブメントは果たして新たな地平へのステップなのか?いや、まて、答えをだすのは未だ早いぞ。だって物語は始まったばかりなのだから。(千葉 ”客席王” 正己) |