■6/1(水)John Hammond
 John Hammond何度目かの来日かと思われますが私は今回初めて見ます。バックバンドが無く完全弾き語り一人デルタブルーススタイルです、楽しみ楽しみ。1曲目から少し早めウオーキングベース3連カッティング付ビートで押します、合い間にボトルネックスライド、ハーモニカが入るので飽きません。昔のミシシッピーデルタスタイル、カッティングが力強くビートも強いスタイルにてバディ、ガイ・マディ等のシカゴブルースもこなしていきます。曲間MCでブルースマンの思い出などを語っているのですが、私は英語不得意なので意味が分かりません悔しいぞ、今回ツアーの字幕付DVDが出ないかしら。フォークギターとドブロギターを持ち替えてステージが進んで行きます、特にドブロギターの音の良さにビックリ。力強いカッティングも有るのですが、音が大きく良く鳴るしバンジョーの様なトーンの瞬間が有るんです。1ステージ丸っとデルタスタイル最後はロバート、ジョンソンの曲で締めでした。John Hammondて本当に60才台なのでしょうか、枯れた演奏でなくて“若い頃から俺はブルースにどっぷりだぜい”感が60才になった今でもしっかりあります。デルタスタイルを今風にアレンジした演奏ではなく昔の感じにこだわった荒々しい演奏、この方が迫力があって好きになりました。(ヤザ)


■6/3(金)サード・クラス/TOMOVSKY/ワタナベイビー/知久寿焼
 大っきなバスに乗ってやってきた音楽隊。7時STARTが待ちきれず、飛び出してきたトモフ。 39歳男性には禁句かもしれないけど・・・かわいい♪ 少年というより妖精みたい。顔が腫れて・・・なんて言ってたけど、ステージを降りてきては客席から次々と不思議バスに乗せてくれました。続いてサードクラス!このツアーの発起人らしくほぼ全ステージに登場!なので 逆にこの面子での演奏が貴重かも・・・ちょっと緊張してるように見えたのはツアー初日だったから??お次はワタナベイビー。サードクラスが午前中のお日様みたいだったらワタナベイビーは真夏の太陽みたい。パワー全開!バスは進む〜♪じゃんけんで決めた順番だったのだが知久さんの登場はまさに夕暮れ・・・しかも最初の曲が「らんちゅう」若かりし頃・・そう、バンドブームの90年代、よく耳にした曲が聴けたのには感動!圧倒的な存在感と声にぐっと引き込まれました。最後は各メンバーこのツアーの為に用意した曲を披露!(なんとツアーCDもあった!!)オーラスに「We Are The World」的なノリで!と全員集合!ステージからはみ出してます(笑)見て楽しい!聴いて楽しい!心躍るバスツアー!本当に一緒に乗ってる気分を味あわせてくれてありがとう。まさに六月の不思議な夜でした。(じゃーじぃヨーコ)

■6/14(火)ちんどん通信社 東西屋 ゲスト:大工哲弘

 待ってました!ちんどん通信社得三初登場!しかも、ゲストが大工哲弘さんとくれば観ない訳にはいきません。袈裟姿のお坊さんやら軍隊の帽子を被った昭和のガキンチョ風やらといった、出で立ちの面々の登場は、『世物』的雰囲気に溢れ、見ただけでワクワク。演奏はこれまた賑ヤカで鮮ヤカな和洋折衷チンドンサウンド全開。この土埃タダヨウ感じ、たまりません。皆さん曲によって楽器を太鼓、クラリネット、二胡、チンドン等に持ち替えて達者。さすがフットワークの軽さが命のチンドン屋さんならでは?曲はスタンダードなものからSMAP、松田聖子の『赤いスイートピー』までなんとも様々。個人的には昔ながらのお囃子曲が嬉しかった。気がつけば、頬はニンマリ緩み、このまま今池の街を練り歩きたい!と勝手な想像(今池まつりでどうでしょう)。大工さんはいつもの通りマイペースでどこまでもトオク響くその唄で大工ワールドに誘ってくれた。大工さんの唄は、たとえ遙か遠いユートピアの事を唄っていても私の中のナニカと呼応する。そこに身を浸したらもう自由。手拍子するもよし、口ずさむもよし、ビールガンガン注文するもよし。という訳で、終演後気持ちよく酔ってしまった私に大工さんは気さくに握手をしてくれたのでした。8月には大工さん一人会、見るべし!(鎌田千香子)


■6/21(火)22(水)熊本尚美とリオ・デ・ジャネイロの仲間たち
 ツアーも中日を越え 疲れはピークか。ステージに上ったマウリシオの表情は険しく 元の体型に戻ったルシアーナも体が重そう。尚美さんは何とか元気に振舞っている。しかし、のっけの3曲で ミルトン・ママも大阪から来た連中も一気に高揚して 容易く心臓を抉り取られた。昨年 神戸でのフェスや大阪でのプライヴェートな演奏も聞かせてもらい 今回のツアー初日の大阪公演にも出掛けたが 今夜の演奏は気迫が漲っていた。彼らの演奏に導かれ ショーロの ふくよかな旋律で満たされた。5人の人力・手作業。さり気無くも充実した この一体感は凄い!とどまる事無く自分達のテクに挑む。ペドロはアルコールもジュースも受け付けないほど体調は落ち込んでいたが バンドリンを力強く華麗に弾きまくった。CDでもツアー初日でも聞かれなかったSakuraでの作曲者ルシアーナのカヴァキーニョの演奏。日本の聞き手を前にして弾きたくなり 空間を共有したかったのだろうか、嬉しすぎる。ブラジルに移住し奔走した尚美さん お見事でした。演奏を楽しみ合唱もしてスタンディングで偉大な彼らを称えた得三の聴衆も素晴らしかった。安堵の表情でマウリシオにハグされ、不意にルシアーナにキスされ愉快な2日間だった。セルシーニョ お父さんにも宜しく伝えて!(細G)
■6/28(火)Polaris
 ポラリスが得三。クアトロでしか見たことが無い僕は、あの包み込む柔らかーい音を得三でどうやるんだ!と、この公演が決まった時から期待してた。この日からドラマーにアラキユウコさんが加入という事で重ねて期待。確かコーネリアスでも叩いていた人だ。チケットソールドアウトの会場は背の低い女の子なんかちゃんと見えるのか?ってくらいの人。男の子が結構いたな。良かった。野郎仲間で見に来たのは僕だけではないんだ。しかし、男同志、先日の打ち上げで起きた喧嘩の仲直りを定食屋でしてから、一緒に『かーっ!暑いねっ!もう夏だね!』なんて言いながら、笑顔で見に来た気持ち悪いバンドマンは僕とマサだけだろう。さあ!オオヤ君!こんなムサ苦しい男達の仲直りに、いつもの調子でよろしくっ!笑。もう!あー良かったなぁ!もう大好き!アンコール含めて全12曲。僕ねポラリスってアウトロが大好きで、揺れ踊りする。引っ張るんだよ、気持ちいい音の居る状態をしばらく引っ張る。この『引っ張り』の状態が大変好き。たまに足りないと思うくらい。ドラマーが変わって変化したのは、もちろんこの魅惑のアウトロもだったんだけど以前の圧倒的に押し寄せる感じじゃなくて、自然に入っていける、招き入れられる感じ。いいバンドは、何処でも何でもできるのね。(坂井竜二/the ARROWS)