■ 4/2(土)ASA-CHANG & 巡礼
 初、ASA-CHANG&巡礼のライブ!絶対ゆっくり聴きたいと思い、開場時間そうそう入ったら、絨毯スペースが用意されいて素敵。早速ビールと胡座でスタンバイ。お二人があのおじさんの肌着?のようなお洒落な姿で登場。巡礼トロニクスがピロピロ光って始動。トロニクスとトランペット、タブラの演奏との掛け合いお見事です。とぎれた言葉、トランペットの音、タブラの音が折り重なって独特の世界が繰り広げられる。これが巡礼の世界かぁ。かっこいい。この感じが生で味わえるなんて感激。目を閉じて気持ちよく身を委ねゆらゆらいい気分。そして音の洪水。まるで音が豪雨のように降ってくる。目を凝らしても叩く手が早すぎて見えないっ!タブラがしゃべるっ!まさに神業です。あさちゃんさんの営業マンのような司会も味があっ て素敵。個人的にはお二人の数字の掛け合いの曲がよかった。1.2.3、単純な言葉の繰り返しでリズムが生まれ音楽になる、感服です。大好きな日の出マーチも聴けたし、ほんとに大満足!振り返れば場内満員。みんないい巡礼ができたに違いない。巡礼ワールド堪能、味あわせてくれてありがとうございます。また是非来たいです。U-zhaanさんは今度5月末にタブラでテクノのCDを出すそうなのでそれもまた楽しみ!!(ニイミマユ)
■4/6(水)モザイク
 海を越えてとてつもないおじさまたちがやってきた。風景が見え、匂いが漂い、生きざまがたっぷり感じられるような時空間だった。はじめの一音が出た瞬間に、ふわ〜っと黄色い風が吹き、アイルランドの絵が浮かび、そこに気持ち良いタイミングで自然に入ってくるフル−トやマンドリンの音色にまたまた世界が広がり、気がついたら涙がでていた。MOZAIKはアイルランド、アメリカ、オ−クランドなど国籍の違うメンバーによる集団のようで、各々の背景にある文化、風土、時代、思想などが絶妙に絡み合いながらも、楽曲に寄りかからない凛とした成り立ちで、このメンバーでしかできない、このメンバーだからこそできる音楽をやっているな−と思った。曲が進むにつれ、かなり複雑な拍子の曲でもお客さんたちの手拍子、足拍子、かけ声が自然に場内に響き、お客さんを選ばない大人な音楽、長い年月演奏してきたからこそ出てくる味に参ってしまい、このおじさんたちに恋をしてしまったんじゃないかと思うくらい胸がきゅ〜っと熱くなり、すっかり虜になってしまった。お客さん、演者、スタッフの皆様、お店の人が一つになった夢のような夜だった。今でも目をつむると、おじさまたちのチャ−ミングな笑顔が蘇ってくる。妖精が住むと言われる国の秘密をまた探りたくなった。(中里かおり)
■4/15(金)David Lindley
 デビッド・リンドレーを生で見るのは、これで3回目。最初は、彼のバンド「エル・ラーヨ・エキス」そして次がライ・クーダーのバックで、そして今回はソロのライブ。ソロのライブでは、どういった展開をするのか興味津々でした。「彼、何歳だったっけ?」そんな疑問がよぎるぐらい変わらぬ風貌、1944年生まれの61歳なのでした。リンドレーは知られた通り弦楽器の魔術師。万華鏡(カレイドスコープ)のように多彩な演奏にホント圧倒されました。素晴らしい!の一言です。でも、僕が彼の音楽で好きなのは、何とも言えない「朴訥さ」「ひょうきんさ」を醸しだしているボーカルなんですよ。実に個性的で、様々な種類の弦楽器で奏でる、あらゆるスタイルの音楽をバックに、まさにワン・アンド・オンリーの歌声!実に楽しい。不思議なのは、弦楽器だけの演奏なのに、何故かそのバックにドラムやベースの存在を感じるのです。そして目をつむれば、「風景」が見える・・・。ウォーレン・ジボンの曲「プレイ・イット・オールナイト・ロング」では、歌詞のとおりアラバマ(行ったことないけど)が僕の眼前に現れました。もう、たまりません・・・!ツアーの最終日には、オキナワを訪れますが、きっと多彩なリンドレー・ミュージックとチャンプルー・ミュージックが、ひらひらと楽しく舞うことでしょう!(黒ビール)
■4/20(水)『ライトニング・イン・ア・ボトル』先行上映
 黒人には敵わない!コクジンという言い方も?。でも、しなやかなバネを持った黒人に憧れたことは無いか?!この映画で極東の島国住む人間を、溜息が出る程の豪華なブラック達が魅了してくれた。ラジオシティ・ミュージック・ホール「51丁目の右側から入場して下さい」とアナウンス。ロックフェラー・センター辺りに居る気がした。近頃U.S.各地のダウンタウンで、彼らを見掛けることが余り無い。NYクイーンズで地下鉄に乗り換えたとき、他99%のブラックに囲まれ座席に腰掛けるとホッとする思いだった。マンハッタンまで同じ車両に揺られて行った。この映画はそれと同じ感覚で進行した。疎外・迫害されて生の有り様と向かい合う真摯な歌が愛を語り、人を暖かく包み込み、黒人以外の多くの人をも捕らえた。腰の据わりに歌にも演奏にも揺るぎが無く、焦点が、ぶれない。落ち着いて、これ以上のものはない!と思えた。ほとんどの音楽・歌の出自はブルースからだと納得できた。清涼感が有って活力も出てきた。得三でも歌ってくれたメイヴィスやゲイトマウスを見つけると、このプロジェクトに自分も賛同しているような錯覚までした。沢山、音楽の映画を見た方も今回の美しい映像を止めたい・切り取りたい衝動に囚われるだろう。スタッフの誠意が溢れ、練り上げられた秀逸な作品だった。(細G)
■4/29(金)騒音寺/菊花賞(柴山俊之&花田浩之)/ホット・ハニーバニー・ストンパーズ
 ロックを「自分のやりたいことをやりたいようにやることだ」と考えるなら、この日の3組は間違いなくロックしていたと言える。ホットハニーバニーストンパーズは、自分達のやりたいことをきっちりとした形で見せてくれたし、もっと聴きたいと思わせるしたたかさもあった。おなじみ騒音寺は、最初こそ硬さが見られたが、しっかりと軌道修正してくるあたり、場数をこなしてきた自信が見える。サンハウスリスペクトをしっかり残しつつ、騒音寺の現在(いま)でたっぷりと躍らせる。菊花賞は、アコースティックユニットでありながら、芝山さんの歌はしっかりとロックしていた。ピンキーとキラーズの「恋の季節」まで飛び出したびっくりの選曲は、楽曲の良さもさることながら、コトバの強さが胸をさす。花田さんの「月が見ていた」の少しぶっきらぼうなボーカルはますます味が出てるし、「ミネソタの玉子売り」では、コケッコーが新しいコール&レスポンスの形を見せてくれた。最後は、騒音寺と菊花賞とで「レモンティー」をぶっ放し、終演。言われなくてもこれがホンマのロックショーだ。大満足です。なお、個人的には、おいしい料理と酒が楽しめるレイアウトの配慮とセットチェンジの手際よさが今回の大満足の要因の1つであることを付け加えておきます。(あさいするめ)