■10/9(土)TOKUZO BLUES MEETING
 「忘れられん夜にしてやる!。」前から楽しみにしていたTOKUZO BLUES MEETINGが始まる直前、得三でブルースのライブを観るのが初めてだということを森田さんと話していると、この言葉が返ってきました。どんな夜にな るのかと期待で胸を膨らませ、今池界隈でウワサのさばのホイル焼きに舌鼓をうっていると、いよいよ始まりました、言葉通りの忘れられない夜が・・・。「ブルースが大好きじゃ!文句あるか!」という思いがそのままグーッと伝わってくるベテランの人たちの熱い熱い熱いプレイ、そしてそれに負けてない若手 ののびのびしたプレイに驚き、引き込まれ、「DO YOU KNOW MY NAME?」連発のMCに大笑いしながら、気がつけば気持ちはブルースに体はアルコールにすっかり浸っていました。出演者の人たちが総出でのアンコールでは客席もステージ同様のすごい盛り上がり方で、私もメンバーになった気分で一緒に「IKO IKO」を歌い気持ちよくなっていました。ライブの終演後も得三は大満足の笑顔でいっぱいでした。帰り道に自転車をこいでいる最中も自然に口ずさんでしまう「IKO IKO」でした。ブルース万歳。(中島ひとみ)
■10/12(火)HOT CLUB OF COW TOWN

 2年ほど前、ある人がアコースティック・スイング・ムーブメントという言葉を教えてくれた。和洋を問わず、とにかく懐メロばかり聞いていた私はそれから、ルーツミュージックに現代風の味付けをして素晴らしい演奏をするいくつかのミュージシャンを知ることになり、Hot Club Of Cowtownもそのひとつ。それにしてもボブ・ディランとウィリー・ネルソンの神様二人組と全米をツアーで回るというのはこらまた凄いことだよなあ。そんなバンドのライブが目の前で楽しめるなんて期待は膨らむ一方でしょう。で当日、開演ぎりぎりに着いて見渡せば白髪まじり組、ハンチング組、リーゼント組。見てくれで人を判断してはいけないと思いつつもジャズの人達、ブルースの人達、ロカビリーの人達と見うけられて、それだけで楽しくなってきます。裾野が広いってことですね。演奏はとにかく一曲一曲、火の出るようなパフォーマンス。楽曲としては、普通にやったらコード3っつくらいのカントリーソングが主体なのにどこをどうしたらあんなにカッコ良くなるんでしょう。メンバーそれぞれの見せ場もたっぷりでギターもバイオリンもベースも楽器の限界を超えて主張し合い、それがまた絶妙に絡み合って凄いことになってました。こういうミュージシャンを呼び続けているプロモーターのトムズ・キャビンにはこれからも頑張って欲しいものです。(川合ケン)
■10/13(水)ヴィレム・ブロイカー・コレクティフ

 ヴィレム・ブロイカー・コレクティフ(以下WBK)の名前を初めて耳にしたのは何年前になるだろうか。どこかの音楽雑誌にフッと載っていたり、あるミュージシャンのインタビューに名前が出てきたり、と「何となく気になるバンド」だった。それが得三で彼らのライブが見られる、という事でワクワクして見に行った。しかし、演奏が始まると、「???」・・・。アンサンブルは何となく合ってない様な、気の抜けた感じだし、全員の音もバラバラで、こういう音楽をどう受け止めたら良いものやら、困惑してしまった。が、曲が進むにつれて(一曲が10分以上と長い)、段々と彼らの紡ぎ出す音楽に引き込まれていった。彼らの音楽は「なんちゃってアンサンブル」なのだと思う。スーラの点描画が、近くで見るとただの点の集まりにしかみえないのに、離れて見ると一つの絵として成立してるように、WBKの音楽は「いい加減さとユーモア」というエッセンスをもとに描き出された「完璧な絵」なのではないか、と思う。曲の底に流れるテーマは常に存在し続け、それをあえて無視した様に違う音楽を乗っけて、またテーマに戻る。まるで、一つのストーリーを見ているようだ。そして、昔の喜劇映画やアニメ(トム&ジェリーetc)のような、すかしたユーモアで笑わせてくれる。ステージが終わる頃、私は「WBK劇場」を十分に堪能し、おいしくお酒を飲んでいたのでした。(山田 真由美)
■10/21(木)SWAクリエイティブツアー

 もともとお笑いは好きなんだけどライブで見たことがあるのは吉本新喜劇とポカスカジャン、寒空はだかさんくらいなもの。特に落語はまともに見たことも聞いたこともなかったんですが、「SWA」創作、話芸、アソシエーションってことは古典じゃないんだなぁというのとアディダス羽織の告知ポスターのおかげで「見てみたい」と駆り立てられ出かけていきました。春風亭昇太さんと神田山陽さんはTVでよく見かけるから知ってはいましたが、林家彦いちさん、三遊亭白鳥さん、柳家喬太郎さんのことは申し訳ない程知らなかった分期待と不安で緊張。まず山陽さんが登場しそれぞれ特徴や性格を織り交ぜてメンバー紹介。そこで人柄等予備知識を与えられたことで落語が初めてでも笑う準備をさせてもらえた。それぞれ順番に登場して、みんな身近な体験や世間話から話し始めてぼかすかと会場を沸かせたのち本編の演目に入っていく。その流れが実にスムーズで世間話も作り話じゃないのかと思うほど。各々の話の中で共通キーワードがいつ出てくるのかという楽しみもあり、今回は「宇宙人」で多少強引でも「出た出た」と頬が緩む。このツアーが普段の落語や講談とどう違うのかわからないけど5人共スタイルがありとっつきやすかったです。高かった落語の敷居を跨ぐことができてよかったです。(ブチケン)
■10/27(水)Vincent Atomics

 待ちに待ったVINCENT ATMICUS@TOKUZO!当日は立ち見ありの満席状態。ステージには所狭しとたくさんの楽器が並びます。やっぱり目に付くのは、ステージ中央前面に並んでいる芳垣さん、岡部さん両氏のROVOではなかなか全体像を見ることができないドラム・パーカッション群。ライブ中はこのお二人を見ているだけでも楽しいのです。そしてそれをはさむように勝井さん、太田さんのツインViolinがきて、そして青木さん、松本さん、水谷さん、高良さんと、ほんとにこれだけ豪華な面々の演奏が聴けてしまうのはVINCENT ATMICUSならでは。でもこの日ライブを聴いて、このメンバーでありながらも、どれだけ激しい演奏をしていながらも、なぜだかどこだかほんわかしているように感じてしまうのがVINCENTの魅力だったりするのではないかしら、なんて思ってしまったのでした。特にアンコールの「屋上のひこうきだこ」はメロディーも美しく、思わず涙腺に来てしまいました。実はこの日、あまりこの手(?)の音楽を聴いたことがない知人を誘ってきていたのですが、最初はちょっとびっくりして戸惑っていた模様。でも最後には結構楽しんでいたようです。大所帯バンドはツアーはほんとに大変だと思うのですが、是非是非また名古屋へ!(内ト力ヤ)