■ 12/5(金)オパビニア
「え〜っと、オパビニアって言いますー・・・」という、清水一登さんのホワーンとしたバンド紹介で始まったライブ。『眠れる怪物・清水一登遂に目覚める!』というキャッチフレーズに反して、やや眠そうな雰囲気だわ、なんて思っていたら大間違いでした。とってもうれしそうに、笑顔で弾きまくる清水さん。シンセにピアノ、バスクラリネットまで使っての演奏は、その笑顔とは裏腹に超絶テク満載!さすがは『怪物』。そしてその清水さんの、おとぼけなMC炸裂に苦笑する鬼怒さん。しかし曲が始まると真剣な表情で、2本のギターを使い様々な音を生み出してくれます。その名の通り『鬼弾き』のソロもありました。さて、中心に位置する芳垣さんは、ドラムに箒みたいな謎のスティック(?)を使ったり、カシシや木の実などの小物類を使ったり、と様々なアプローチで応戦。「ふぐ汁」「コンブトリ」「最低人」など、何それ?的な曲のタイトルに対して、高度な技術に裏打ちされた確かなプレイは熱く勢いがあり、どこまでも広がり続け、実はベースレスなのも全く感じさせません。ちなみに、オパビニアっていうのは、古生代カンブリア紀後期に生息していた珍妙な海洋生物の名前だそうです。この不思議な“なごみ系高水準プログレアンサンブル”、かなり奥が深い様子。またぜひ観たいものです。(藤井由紀)


■ 12/8(月) Linda & Teddy Thompson
2003年夏に、すばらしいパフォーマンスを見せてくれたテディーと健康を回復したリンダがクリスマス前に再び名古屋にやってきてくれました。前回(歌えなかったけど)は「やまちゃん」Tシャツだったリンダはなぜか「REOスピードワゴン」テディーは これもなんでか「ヴィッセル神戸」のカズTシャツで登場。テディーの音楽的成長は驚くほどで安定感を増したギターと歌をきかせ、ブリティッシュ・フォーク伝説のリンダのエモーショナルなヴォーカルはまさしくマジックそのものでした。ライブはリチャード&リンダ時代のレトロ・ナンバーからリンダ自身のギター弾き語りによるオリジナル曲、更にエヴァリー・ブラザースのカバーまで、おいしいものをゆっくり食べさせてもらった感じで大満足。特に隠れた名曲「Lonely Heart」最新アルバムからの「Notelling」「Dear Mary」が印象深く、なによりもとにかく暖かく、素敵な二人と話が出来たことが最高でした。「静かなコンサートになってしまったわね」とリンダが言ってた通り、たしかに客の入りも悪くなにか申し訳ないような気持ちで「いやいやとてもよいケミストリーを感じさせてくれましたよ」と伝えるとすごく喜んでくれました。(本当はサンディー・デニーとの思い出話など聞きたかったけど雑談ばかりになってしまい忘れちゃった) すばらしい時間をすごすことが出来てリンダ&テディーに感謝感謝 またきてね(清水智則)


■ 12/16(火)ゲイトマウス・ブラウン
『帰ってきたゲイトマウス、79歳、脅威の宇宙人再来!』。ゲイトが得三に帰って来た。前回の絶好調ライブから4年振り、当時75歳、遠い日本はもう無理かと諦めかけていた矢先だ。以前にも勝る激シブ、上機嫌である。1曲バンドがインストをやってから本人出てきて1本勝負で圧勝。なかなか聴けないまさにゲイト節全開の『チキンシフト』、彼の大好きなデュークの『ドントゲットアラウンドマッチエニモア』、最前列の僕のリクエストに答えてくれて驚異的な乗り『Aトレイン』、一番のお気に入り『アンチェインド・メロディ』のルバート後の指板叩きはほんとに人間国宝!アンコールは「3beat!」と紹介して始めたとどめの『オーキードーキーストンプ』などあっという間の90分だった。その右手の動きは全く職人技で、異様ともいえる程のリズムの切れ味(伸ばした人差し指でのピッキングは彼以外不可能だ)左手はカポ使用のため人さし指は一切使わず、親指を含め残りの4本を駆使する。得意のフィドルはさらに気持ち良く歌いまくる。バンドのお馴染み『ゲイツ・エキスプレス』は10年以上ゲイトを支える彼の体の一部だ。以前僕はアイシーゲイトというバンドをやっていたが、ゲイト好きな僕にやはり彼を大好きな吾妻光良氏が名付けてくれたものだった。4年越しの再会が叶った今、更なる願いは彼の健康である。そしてまた来てね〜ゲイトマウス!(前田もとひろ)
■ 12/23(火)散打
 関西のノリでんな〜。叩きモンにはよく合うと思いますわ〜。こんなん大好きなノリですわ〜。迫力のある太鼓と華麗なダンス、歌、笑いのあるしゃべり、演奏もさることながら見せる要素も多くあって、これぞエンターティメントだと実感しました。彼らはすごく真面目で、演奏、ダンス、笑い、全てがマジでしたね。何がマジって、あれだけ汗を流しながら演奏する人は少なくなったと思います。太鼓バンドなので汗かいて当然ですが、今まで色々な人たちの音響をやってきて一番ごっつい感じでした。演奏が始まると客席からメンバー登場、客が沢山入っているので客席パフォーマンスは無理ではないかと心配していたが、客の間を通りステージに上がってきた。ガンガンと2曲やり、しゃべりが入り、M3が緩い曲で、M4に客席パフォーマンス。見せて、聞かせて、感じさせる。4曲で客の心を掴んだようだ。あとはちょっと見せて、ゲスト演奏、見事な間合いを見せてくれました。後半は伝統的なチャンゴの座奏から始まり、歌も披露し、ノリノリの演奏でした。次回を楽しみにしてます。
★ 演出で使ったリボンのついた帽子と、アンコールで使ってた、白い大きなお面が欲しいですね。誰か売っている所知ってたら教えて下さい。(大澤 俊幸)
■ 12/26(金) Leyona
 首を長〜くして待っていたよ、三年ぶりソロライヴ!超満の人だかりからもワクワクがにじみでていて、いい感じのところへ、思わぬプレゼント!可愛らしい女の子達(SLY TRIBES)がオープニングアクトで身体をほぐす。 そしてついに出たよ、でたぁ歌姫レヨナ!低音ボイスに少しかすれた、それでいて不思議と響き渡る、揺らぐ、あの声を聞くとたまらんのです。ナチュラル・年令不詳・ レヨナのリズムにper.ラティールがまた、とてもとても広くゆったりと叩き出すリズムは、まるでアフリカの草原にでもいるようなそんな感覚。しかもラティール、日本語めちゃめちゃ上手い!生粋のセネガル人は、普通に日本の洒落心も利いていてMCが始まるとレヨナと共に可笑しいのと、話しが弾んでしまって止まらない。はやく唄ってぇと思ってしまうくらい・・・<この二人が唄う (FatouYo)めちゃめちゃ素敵な曲だわ>そんな自然児達を繋ぎ合わせ遊びごころ広げてゆくg.山本貴志がまた、ロックからアフリカまで何処にでも行けてしまうし、さらにこの日は、per.マ−ボでノリと弾みをつけ盛り上がる大きな波となり、その波に一番のりでレヨナは楽んで乗ってゆくから、気付けばその波に自然と乗れてしまう。音楽を通してもう少し先の何かを感じとるように伝えるように、恥ずかしがらずにラヴがいえちゃう歌姫、今年はいっぱいライヴやってね。(二−ラ)