![]() |
■2/8(土)原爆オナニーズ/無我/BRAHMAN あの日のTOKUZOは熱い夜だった!名古屋の元祖パンクバンド「the原爆オナニーズ」に「BRAHMAN」「無我」。まさかTOKUZOで、このメンツが見れるとは思ってもいなかった。前売りで完売になっていたが、会場もやはり満杯で、TOKUZOが盛り上がりに満ち溢れていた。ただ、原爆の新メンバーである、ハイ・スタンダードの横山健(g)が居なかった事が、くぅぅぅ〜……。20周年記念を終えて五人組になった原爆のステージを見たかったのに…残念無念(涙)。 「BRAHMAN」が出演したからだろう(原爆さんごめんなさい!!)若いお客が多く、負けじとステージの前に陣取ってみたが、演奏が始まると同時に隅にはじき飛ばされてしまった。それでも体に刻み込まれるようなハードなロックに身を任せ、すっかりどっぷり2月8日TOKUZOマジックにやられてしまったのだった!! 若いお客と原爆アーミーに負けじとタイロウさんが最後まで皮ジャンを脱がずに歌っていた、その姿を見て「3月1日に45歳、周りはロックを卒業して生活に苦しんでいるはずなのに、パンクバンドを、なんにも考えず続けていってる事を凄く幸せなことだと思っている」と口に出せる格好良さを、私はこのライブで、とても感じたのでした。(岡田靖子) ■2/12(水)遠藤ミチロウ みちろうさん。この前はお疲れさまでした。帰りの電車で一緒だった僕です。弾き語りという物は、二回目でしたがモラトリアムな僕には、辛い物でした。会場は、一曲十分はあるんじゃないかと思うほど時間がゆっくりと流れていました。ステージのみちろうさんは、サングラスにTシャツ、ピチピチの迷彩パンツをはいていました。時間の淀みの中、みちろうさんがサングラスをとったらスターリンメイクがしてある事を考えました。前半あまりにも退屈なので席を立って周りを観察したのですが、あの雰囲気を造っていたのは、客だったとも思います。後半は、ペースがあがり少し興味が出たので聴かせてもらいました。歌詞が面白いので次は、詩の朗読をしたらどうですか?移動も楽になると思います。終了後みちろうさんに話しかけたのですが、あんなに訛っているとは思いませんでした。スターリンの頃からあんな風だったんですか?最近Earthyな奴が多いのでみちろうさんもそうなのかな?と思いましたが、もっと前からそうだったんでしょうね。ロックバンドをやっていた人が弾き語りをやるとミュージシャンのPretentiousnessを感じるのですが、どうなんですか?じっとしているのがイヤな僕です。(纐纈康浩) ■2/13(木)〜16(日) 〜いちごメロンSHOW vol.8〜 「苺塚歌劇団」 名古屋最強の夫婦ユニット・いちごメロンを「視食」。23時半からのレイトショーは、さすがに来ている客の方もハイテンションで、スタートが30分近く押していようが一向にお構いなし。飲み食いできるTOKUZOならではの計らいで、いちメロ限定メニューなんてものも登場していた。「いちメロパフェ」や「エレガント三度笠」といった名前にちなんだものから、「栗ちゃんチャーシュー」、「栗ちゃんダイエット炒め」という、どう考えても栗ちゃんに対する当てつけとしか思えないメニューも。とはいえ、そんなこともひっくるめて楽めてしまう「お祭り騒ぎのお楽しみ大会」がいちごメロンSHOWである。小芝居(台本は十数頁しかない!?)では着ぐるみ姿で出てくるわ、カーテンコールのあとのミニライブでは歌って踊るわ、とにかくハチャメチャ。おバカもここまで振りきると、つい許してしまう。名古屋弁をしゃべらせると誰よりも笑いのとれる浜ちゃんに、着ぐるみ姿で上目遣いをされると何をやっても許されてしまうキュートな栗ちゃん。二人を支える、とみぃと、チェリーも、なかなかのクセモノとみました。 それにしても「トップスター」たるもの、本番時に喉をつぶしていちゃいけません。おかまバーのママさんみたいな声だった浜ちゃん。リベンジ、期待してますよ。(近藤順子) ■2/18(火)続木力&谷川賢作 開演30分前に得三に入った、まだお客さんは半分くらいの入りである。飲み物を注文し、始めて見る続木氏と谷川氏のライブにワクワクしながらいると、会場は知らぬ間に満員になっていた。そして驚いた、年齢層の高さと女性客の多さに。私のテーブルには他に50歳前後のご婦人、正面には定年間近のサラリーマンとその奥様。どちらのファンなのか?どこかのハーモニカ同好会の皆さまなのか?そんな事を考えていると、さっきからステージの隅にいたどこにもいそうなおっさん(失礼!)がハーモニカを吹きだした。このお方があの続木氏だったのである。さすがである。テクニックは言うまでもない。さらにハーモニカの音が人の歌声に一番近いと言うことが実感できるほど人間味があり、体の中に浸透するには鳥肌ものであった。曲目はオリジナルもあったが、今日のお客さんの年齢層だったら誰でも楽しめる曲、松田聖子のスイートメモリー、島唄、悲しくてやりきれない、わんさか娘などをハーモニカ(ブルースハープ&クロマチックハーモニカ)とピアノだけで、ただ単にテクニックだけでなく心地よいグルーブ感溢れる演奏で楽しませてくれた。途中、ハーモニカ講座や余興で機関車や蠅の音などを披露してくれる演出もあった。私が思うには、このおっさんは間違いなく日本一のハーモニカ弾きの職人である。(TAIKOBOハーモニカ:GEZI) ■2/25(火)Emergency! 芳垣作曲の醍醐味を見せる「re-boptism」を幕開けに、壮絶なまでに美しいローランド・カークの「溢れ出る涙」、すごい「Sing、Sing、Sing」、存分に泣かせるバカラックの「The Look of Love」、アンコールにはこんなに凄くてかっこよくて笑えるの、聴いたことがないという「Mack The Knife」!様々な活動を続けるドラマー、芳垣安洋による新ユニット、「Emergency!」。このバンドにおける芳垣氏の「Jazz」の3原則は「Swing」「男気」「サイケ」だそうである。水谷浩章のベースは「Swing」だった。その確かなリズムの上でとびきり楽しそうに音を叩き付け、遊ばせる、メリハリ効いた芳垣の姿は、まさに男気が溢れてる。そして両翼に構える、異なった温度差のギタリスト、斎藤良一と大友良英の音は「サイケ」だった。音がハレーションを起こしながらも、どこか計算づくのような研ぎすまされ方をしている。しかしだ。かつて私の中では「Jazz」「Swing」「サイケ」という言葉は、何がしかのイメージを伴って自分の中できちんと腑に落ちたものとなっていた筈だった。ところが、この「Emergency!」のライブに触れた途端、その言葉の意味するものが、もはやわからなくなってしまった。「インフォームド・コンセンサス」だとか「リスペクトしてリコメンディッドする」という言葉同様、輪郭がぼやけ、色だけがあって形が見えない言葉と化してしまったのである。だから私は語る言葉をなくしてしまった。ただ一つ言えるのは、Jazzにこだわる人、好きな人、演っている人には、すべからくこの場で共に聴いて欲しいと切実に感じたことである。「Emergency!」がJazzの地平線に燦然と現れた、一つの巨大な地点であると思ったからだ。「Jazz」が生まれた時、初めてそれを聞いた人はぶったまげたかもしれない。そして今、私も「Emergency!」のライブで、多分それと同じようなぶったまげ方をしてしまった。空いた口は塞がらず、目から鱗。言葉を失ったまま、身は新たなJazzの胎動に激しく捩れてしまったのだ。(ロジウラのマタハリ 美尾りりこ) |