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■1/2(木)〜4(土)新春お年玉ライブ 毎年恒例の新春お年玉ライブ。一日目はブルースセッション。1ステ目で衝撃を受けたのは、神農氏がブロウブロウしているではないか!出番前のステージ脇で、我を忘れて盛り上がった自分がいました。2ステ目は横江氏と昌山氏のエグエグギターに挟まれ、森田氏の血管切れ気味の歌が炸裂した濃い〜ステージ!う〜ん恐るべし。白旗です。続く2日目「そうそうこれこれ」と思わせてくれるバレーボールズにゲスト多数で盛り上がりました。「どうも千賀ちゃんです」の一言で場を和ませた彼女は、春にCDが出る予定。乞うご期待!そして元オーティス従業員、学氏。今まで不可能だった横山氏との同じステージに終始ハイテンション!がっ!さらに上回る勢いで壊れ気味な男、沢田春彦ちゃん!精子が出ていないかと心配でした。そして、最終日、いつ聴いても気持ちのいい声と独特なギタートーンの石河氏。良かった〜。次は普段「プリティー」って言葉が似合い、とてつもない集中力とバックを盛り上げる歌い廻しのは脱帽してしまうルース姉さん。この日も酔いしれてしまった。というわけであっという間の3日間。すべての日に共通して思ったことは、それぞれのスタイルがぶつかったり、支え合って、いいステージになるのだなと思いました。やっぱり名古屋はハナマルだがや、です。また来ます。 追伸:T君はまた“ウッカリ”していたのでしょうか?(安永) ■1/14(火)藤井郷子カルテット 藤井郷子のピアノはいつもストレートに突っ走り、潔い。その深さは、人物像とも重なり、彼女の魅力の一つである。そんな彼女の今回のライブはとても楽しかった。早川岳晴のブンブンとうねりまくるベースと、吉田達也のスティックからぶち込まれる、重厚なリズムに乗り、闇をも突き破るような田村夏樹のトランペット。その中で藤井が、自由に鍵盤の上で舞い、これで興奮しない訳はない。音は空気の振動により人の耳に届き、その空気を鋭く震わせる田村のトランペットは心に突き刺さる。エリック・ドルフィーの「音楽は消えると、もう二度とつかまえることはできない」という言葉を思い出した。混沌と整然の中、音の洪水は空気をも飲み込み、頂点へ登り詰めていくかと思われる、その時、静寂へと突き落とす。これが「即興と作曲」の実験の一つでもあるのか。この静寂さは、失われた瞬間の、心の残像となる。そして、残像のエコーは奈美のような激しいビートに包まれて、意識を音だけに集中させていく。自分が音の中へ入ってゆく。そう!これがライブの醍醐味だ!こんな体験を求めて今年もTOKUZOへ足を運びます。真摯なミュージシャン達に感謝!(惣野) ■1/17(金)福島泰樹 短歌絶叫!/桑原滝弥・姫ひょっとこ 福島さん、満を持しての歌集「デカダン村山塊多」発売記念ライブ。福島さんのライブを観るのは今回が初めてだった。〈短歌絶叫〉というライブタイトルからは、何やら恐くて気難しい人を想像していたのだが、予想は見事に、素敵に裏切られたライブであった。激しく、優しく歌を彩り、時に先導していく島田篤氏のピアノと丸市氏のパーカッションとの共演ということもあり、言葉に包み込まれるような感覚のライブだった。福島さんの言葉は、それを発する彼自身の存在感で満ち溢れている。年月を重ねた者=その間に多くの人の死に立ち合ったであろう者特有の優しさや強さである。それは生き行く者の胸の内に、ほっこりと点る希望の灯りのようだと思う。福島さんとは対照的に、私と同世代の詩人桑原さん、姫ひょっとこさんの朗読は、言葉がビシビシと心に刺さる直接的なステージだった。特に桑原さんの言葉に向き合うときは、ガチンコ勝負のリングに上がっているような緊張感が毎度の事ながらある。姫ひょっとこさんは、福島さんの短歌に合わせての舞踏の共演も(突然?)あり、彼女の舞によって短歌の世界が大きく広がる一場面も。沢山の言葉のシャワーを浴びた一晩、この一夜から言葉が生まれ、連鎖し続けていくのだろうという期待感に胸を膨らませつつ、得三を後にしたのだった。(FMダンボDJ:大塚真実) ■1/25(土)カルメンマキ with 渋谷毅 初のデュオライブは、来ているお客さんも、ぐっと落ち着いていて大人の夜って感じに……。始めて見る私はドギマギ。そんな雰囲気の中、渋谷さんのピアノに驚いた。音色があまりにも静かで、穏やかにフロア中に漂っている不思議な感覚の中、ロックな出で立ちのカルメン・マキ登場。(袖広がりの白のブラウスに、黒のフレアパンツがなんとも素敵!)そして歌声には、彼女自身の世界の広さ、深さが、めちゃくちゃ伝わってくる。それでも「今日は落ち着いたライブなの?」と疑問が浮かぶ。だって、マキさんの火種がパチンパチンいっているのが見えるもの。この二人の相反する個性では「お互いにより添うように」というのとはちょっと違う。そんな疑問は徐々に消えていく。「動」燃える火花が飛ぶように行ってしまうのに対し、「静」がゆるやかに行く。「動」に乗って盛り上がったかと思うと、そっけなく渋谷さん終わったり。何とも言えない間合いが面白い。それでも、ぐいぐいいく彼女は、カバー曲だろうが何だろうが、カルメン・マキ・ワールドに入ったら同じなのだ。二人のウサギが盛り上がり、ピアノソロなんて、心の中で「キャー、カッコイイ!」と叫びつつ最後の曲で弦が切れるというハプニングさえもグッドタイミング。今度はカルメン・マキ・バンドも見てみたいわぁ!(ニーラ) ■1/30(木)近藤房之助[藤井裕(b)正木五郎(ds)] ついに、ずっと楽しみにしてきた房之助のライブの日がやってきた。CDはいろいろ持っていて大好きだったのに、なぜかライブを観る機会がなかったので、その期待も大きかった。のっけからその期待を良い意味で裏切る気合いの入った演奏にまず僕はやられた。MCも長い話はほとんどせず、2、3曲の合間にちょこっとやるだけで、どんどん曲をたたみかけてゆくという感じだったが、全く時間の長さも感じず、すんなり聴けた。房之助の渋〜い歌、暴れるギター、それを支え、自己主張も忘れない藤井裕のベースと、正木五郎のドラム。何か三人のオーラに引き込まれていくようだった。気付いたら二時間が経っていて、あっという間だった。やっぱり房之助はすごいと改めて思った。ブルース、ソウルの大スタンダードや、ディランや、ジョン・レノンの名曲を大胆にアレンジした演奏はとてもかっこよかった。もう完全に自分のものにしてしまっているような気がする。とにかくすべての曲が「房之助の音楽」になっている。すごい・・・。最後に、欲を言えばワウペダルを踏まないギターワークも聴きたかった。どうしても音抜けが悪い瞬間があったような気がした。(僕がステージの真ん前で見ていたせいもあったかもしれないが・・・。)次は、房之助&B&OでまたTOKUZOに来るみたいなので、今からとても楽しみだ。(小川翔) |