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■11/10(土)ライオン・メリィ ライオン・メリィさん初めてのソロ・ツアー。新譜はなんと全曲ブルースのカバーで、びっくり。ライブはアルバムからの曲や古い曲、入り交じっての選曲となるが、ツアーバンドのメンツが凄い。「たま」の石川氏が、例の桶やらなにやらがくっついたセットを持ってきて、がちゃがちゃ叩く。青木孝明さんがポップロックっぽい、洒落たフレーズでベースを弾いた上に、横川タダヒコさんがスピード感のあるアバンギャルドなギターやバイオリンでひっかきまわす。川口義之さんは、普段のイメージとはちょっと違う豪放なブルースのリフを吹いたかと思えば、ジャンベや小物で色を付ける。そして、やってる曲はロバート・ナイトホークの「カンサス・シティー」だったりするんである。なんだぁ!デタラメじゃぁないか!と思うのだが、その演奏には、なぜかしらメリーさんがこよなく原曲を愛しているという感じがあふれているのである。そのライオン・メリィさんは、普通に女装で出てきて、服以外は普通の男で演奏する。見てる人も普通に聴いて楽しんでいる。全部があまりに普通なので、僕が初めて見たときも、あまり違和感を覚えなかったのであるが、よく考えてみると、それは普通なことでは無いぞ。なんで普通にやるのに女装するンだぁっ。知りたいっ!誰か教えてくれぇ〜!(森田) ■11/13(火)いとうたかおwith 駒沢裕城 駒沢裕城のペダル・スティール・ギターの前奏曲に続いて、いとうたかおが登場し共演がスタートした。「水は今も」「ダルマさんコロン」「Friend」そして名曲「Boy」ペダル・スティールの色彩が美しく躍動感あふれ、うたとギターに見事に溶け合う。実に良かった! いとうたかお弾き語りの「たんぽぽ」「あの日ボクらは」繊細かつリズミックなギター、程良いテンションのうた。いつもながら歌詞がじわっとよく響いてくる。ここで駒沢ソロ。インプロヴィゼーションに続き「時の宝箱」新曲「静かな時」ペダル2種入ったHDRとの演奏。豊穣さと深みをもつ曲でした。再びデュオで「小さな朝」「夏はまぼろし」ラテンっぽいのギターの「新曲」「埴生の宿」「からだひとつが頼りの人達は」アンコール「静かな春の雨」「またたき」「エアポートへ」。淡々と進行したライヴは、さわやかな後味を残し、充実のライヴは終了した。二人の優れた音楽家の未来へ向けられた確かなまなざしを伝えていたと思う。さて、4日後は飛騨プラネタリウムの「駒沢ソロ・コンサート」へ。久しぶりに虹を見た夜、星座や宇宙映像空間にサウンドが荘厳に美しく響き渡るまさに至福の時だった。(岡崎豊廣) ■11/16(土)小川美潮with 渋谷毅 「まっぱれ!真ッ晴レ!」自作の遊び道具(美潮語)を持ち出しMCを楽しんでましたネ!さっそく手土産に家に持ち帰り遊ばさせて頂く、う〜ん昨夜のライブが輝きをましてまいりましたゾ。今回は4to3のアルバムからの選曲が多くお目当ての曲に辿り着けた人も。それと渋谷穀氏が奏でるピアノとのスタンダード曲に絶賛し狂喜していたファンも。でもやはり美潮!といえば渦巻くフラクタルなる息づかいと舞いで次元を超えてしまう天女姿です。名曲On the road・Travessia等で垣間見ることができましたネ。今回はDUOということで少し緊張気味、いつもは多勢のメンバー中紅一点の彼女だけにステージフライトした場面も。でもヒョイッて乗り越えてしまうんだな〜。今後のライブの日程は定かではないが板倉文、大川俊司、石井為人、藤井信雄、小川美潮、の5人からなる「うずまき まずう」と言うバンドで春先にお目にかかれるとか??楽しみです。また無何有の郷であそびましょう!(にぽぽ) ■11/17(土)SWÅP 観た人が言う。「フレッシュ」「斬新」「今までに聴いたことのないサウンド」ウーラとカリーナのフィドルが織り成す重厚なメロディー、キャレンの軽やかなアコーディオン、不可思議なリズムを生み出すイーアンのギター。スウェーデン音楽と昨今日本でも人気のブリテン諸島のケルト音楽がトラディショナルの枠に収まらない見事に融合した希有なサウンドが直撃した。ほぼ満員のお客さんで賑わったTokuzoでのこの日のライブが、ジャパン・ツアーの初日となった。スウェーデン人男女デュオとイギリス人男女デュオのスウォップ。途中15分の休憩を挟み約2時間はあっという間。広大な海をバイキングが船出するようなゆったりした感じが漂う前半、後半は戦うが如くアグレッシブなサウンドが観客を引き付ける。中でも、発売されたばかりの3rdアルバム「モスキートー・ハンター」の同タイトルチューンで一気にTokuzoの空気が一変。まさにプログレッシブロックと言ってもおかしくないこのナンバーが脳天を一撃。そして、2回目のアンコールでは、カリーナが森と湖の国・スウェーデンの伝統的歌唱法「キューラ」を披露。痺れました。おとぎの国を体感した一夜でした。(Harmony Fields 岡 英樹) ■11/28(水)大島保克 大島保克が久々に名古屋にやってきた。大阪在住のくせに、なかなかこちらに現れず、しかもドラゴンズファンだという。なんてヤツだ‥‥。「ハイサイ」とボソッと呟き、三線を片手に登場。太鼓も鳴り物もナイ。前半は島の民謡を唄う。遙か昔に生まれた唄が彼によって生命を吹き込まれ蘇る。伸びやかな彼の声に合わせて弾かれる三線の音色は、一音一音が太鼓のように腹に響いて来る感じだ。唄の大意を知るくらいで、沖縄言葉に精通しているハズもない自分にとって、何故にこんな感動が湧いてくるのか解らない。が、これがいわゆる肝(チム)に染みるということなのだろうか?そしてゲストにショーロクラブの笹子重治氏を迎える。アコースティックギターと三線の音色は、大島の声と重なり合い、まるで彼の声に寄せる波風のようだ。後半はオリジナルが続々と唄われる。かの美しい「イラヨイ月夜浜」「山原路」「赤ゆら」など彼の故郷への深い思いを感じる曲ばかりだ。最近レコーディングしたての、新曲も披露される。大島の声の抑揚に魅せられているうちに、いつしか自分の心は、かつて訪れた島の風景を旅していた。そして最後は「とぅばらーま」。じわーっと大きな感動が襲ってきた。また4月にはニューアルバムを引っさげてTOKUZOへやって来てくれる日が待ち遠しい。(日置かおり) |