![]() |
■12/3(日)古謝美佐子 人は、生命は、どこから来てどこへ行くのだろう。古謝美佐子のうたを聞きながら、そんなことを考えた。人は、何のために歌うのだろう。古謝美佐子さんのうたう姿を見ながら、そんなことを考えた。目を閉じた。まわりの沢山の人は消えていて、沖縄の生あたたかい風と、海岸沿いに続く道、生き物として圧倒的な存在感を持った山原が映画を観るように目の前に広がった。そこには、安易なやさしさではなく、理不尽な厳しさでもない、沖縄の自然のような古謝さんのうたが流れていた。人も自然の一部で、日が昇るように生まれ、日が沈むように死ぬ。自然の中にうたが生まれ、うたのなかに自然が育まれる。人とうたと自然、全てのモノに感謝したくなる古謝さんのうただった。2000年12月3日、リュウが死んだ。外は寒く、空気は冷たかった。真白で耳が大きくて、人の心を見透かすような深い目をした犬だった。大好きだったリュウの、まだ少しあったかい耳を撫でながら、たくさん泣いた。不思議と悲しみよりも感謝の気持ちでいっぱいだった。彼もまた、日が昇るようにどこかに生まれるだろう。そして私は日が沈むように死ぬだろう。“龍”に縁があると、古謝さんは言っていた。あの日、リュウも一緒に古謝さんのうたを聞いていたのだと思った。(シネマスコーレ・李相美) ■12/9(土)いとうたかお 今回のいとうたかおはどうも違うらしい。などという怪情報を事前に入手し、100%の期待感を小脇にかかえ、会場にやって来た私は、かつてない光景をステージの上に見た。・・・その夜、三人の一言居士が、とある飲み屋で我先にと語りだした。店主「しかし、何だねぇ。個人的には鼻血ブーの興奮だったよ。」A氏「気合入っとったな。冥く、深く、高く、軽やかに、正味三時間、“夜更けの街角”までやってくれたしね。」店主「やはり個人的だけど“位置を変えて”のイントロきいただけで軽く射精したな。やっぱりソロだね。」A氏「ディレイの処理等、音造りの配慮も成されていたし。」K氏「いやぁ、でも拍手の早い人、あれは勘弁してよね。」A氏「アンコールも三曲。一曲目はリクエストに応えて差し換えた様だけど、本来の曲の配列とその意味付けが気にかかるな。」店主「ラブソングは、ペケの隠れた名曲と誉れ高いかどうかは定かでないが、ぼくはその頃にはもう全身体液まみれだったよ。」といった具合に、勝手な見識を述べたわけで、こうなったらついでに指摘させてもらうと、確固たるコンセプトを掲げ挑んだ今回、座ったままの“凡・盆・煩”は、相当なジレンマに落ち入ったのではないか。などと感じつつ、いとうたかお自分自身に向けた区切りとも言える集大成を存分に堪能した私は、120%の満足感を全身にまとい、ぽかぽかと会場をあとにしたのでした。(ぱうぜ・加藤) ■12/10(日)SO-DO SO-DOを初めて聴いたのはもう10年以上前になる。当時俺はOPEN HOUSEというライブハウスの店員をしていた。店長は近藤房之介、他店員は森田、横山(現バレーボールズ)という面子。バンド結成当初からVo.G.の飽田君と共に不動のメンバーである、PAオペ兼マネージャーの「たけちゃん」が、「これ、いつも使い慣れてるから」と持ち込んで店のPA卓の上にどーんと置いたのが、古いYAMAHAの8CH。ライブが始まるとすぐ理由はわかった。曲の中にエフェクトがらみの仕掛けが結構あるのだ。とにかく俺は一発でSO-DOにはまってしまった。ちょっとシュールかつ身に覚えのある詞も素敵だし、何より独特のスイング、グルーブ、手放しの疾走感なんてのは、当時も今も全然変わらず、この日もやたらうまい酒が呑めた。レゲエに乗っかったような曲もあるが、SO-DOはそんな「○○バンド」でくくれるようなバンドじゃない。(かっこいいバンドはみんなそうだ。)SO-DOはSO-DOだ。OPEN HOUSEの頃、房之介氏はよく「Famous in townを目指そうぜ」といっていた。全国版なんかいいや、俺たちの町の有名人になろうぜ、て感じか。長野の「Famous in town」SO-DOは雪のおかげで次回は多分3月以降になるはずだ。ロックファン、レゲエファンもブルースファン、もちろんバレーボールズファンもSO-DOを聴いたことない人はTOKUZOのスケジュール3月以降を要チェック!!(澤村屋赤貧堂) ■12/16(土)ふちがみとふなと ふちがみとふなとを知ったのは3年位前、友達が送ってくれたテープだった。バイトでヒマをもてあましていた私はふふーんとテープを聴きはじめた。静かに静かにウッドベースの音とともにささやくように歌うジャズボーカル(?)「あっカッコイイ」。が、それが徐々に噴火の前兆のように音が大きくなっていって、最後に腹の底からのシャウトで爆発。目が覚めた。それからも、そのテープに入っていた奇妙で懐かしくて愛おしい歌にやられて、ライブを聴きたいと思っていたところ、得三にやってきてくれた。実はちょこちょこと名古屋にやって来てたのだそうです。しかし、私は運が無いのか?ふちがみとふなとにふられ続けていた。悲願達成!!ライブはボーカルの渕上さんとウッドベースの船戸さんのみ。エフェクターを使ったり、おもちゃの楽器を使ったりしてるけど、いたってシンプルで逆にイメージが拡がっていく。そしてなんといっても渕上さんのボーカルが凄い。歌によってものすごく表情、動作が変わるのです。こちらも唐突すぎて怖かったり、可笑しかったり…あとはされるがままです。そんな渕上さんの隣で時にニヤニヤッとベースを奏でる船戸さんの顔が妙に焼き付いた楽しくて不思議な感じのライブでした。(かとこ) ■12/21(木)ハシケン ハシケン好きだなーいーなーハシケン。かっこよかったー。ビバ生ハシケン。イキナリ「ワイド節」でした。びっくり。でもライブだーっていう実感がわいてきた。あの日は、昼頃からそわそわしてたし。ライブライブ!!続いて「グランドライフ」。これこれ。これで私はハシケンに惚れたのだ。いきなり一人で世界に入り込んでしまった。あとはうらうらとハシケンの司る波に揺られるのみでした。バンド形式の、初めて見たけどすっげーかっこいいのな!バイオリンもステキ。みんな楽しそうで見てて楽しい。でも生でマイクなしで聞いてみたいなあ。生声に生ギターに生ウクレレに生三線に生バイオリン。沖縄の海で。なんにもない山で。ビルの屋上とかでもいい。ムリかしら。3rdアルバムからいろんな曲を演ってました。「エイチャー」は歌のみギターなしハシケン!初めて見たです。ギターの弦切れてた!なんかうれしかったのは私だけだろうか。「乳のみほせ」は、もっともっと一緒に歌いたかった。ものたりない。あれ、昔サンバ部のタイコで友達とやってみたけど難しかったです。新曲もあったし。よさげですな。あーほんと行ってよかった。終わってからサインお願いしたついでに「絵描いてください」と言ってみたら、たぬき描いて下さいました。ステキタヌキ。やっぱ好きだなーハシケン。(井上千裕) |