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ライブレポート

2017年3/29(水)ドーナル・ラニー & アンディ・アーヴァイン

当日券も売れに売れている様子で客席は満杯。息を切らして駆け付けるサラリーマンの姿を見ると二人の演奏がいかに貴重な機会かを物語っているよう。アイルランド伝統音楽の巨匠!なんて聞くとどうもハードルの高さを感じてしまうものだがショーが始まってそんな先入観はどこかへ行ってしまった。お腹の出たラフな恰好のジェントルマンが二人。「男二裏切ラレタ女ノ子ノカワイソウナ話。僕タチ百年グライコノ曲ヤッテマス!」カンペを見ながら日本語でMCを披露する二人の穏やかな人柄が会場を和ませる。古いとか新しいとはどこか無縁のどこまでも温かい調べ、遠い過去と遠い未来を同時に思い起こさせる不思議な音楽。ウディ・ガスリーに捧げられた曲[Never Tire Of The Road]ではサビの部分を「ファシストたちは消え去る」と和訳し客席にも一緒に歌おうと煽る。穏やかな佇まいにも、そこには長年権力を持たない市井の人々に寄り添ってきた思いが表れていた。二回のアンコールにも応えショーは大団円。終演後のサイン会、大切な友人との再会を喜ぶように一人ひとり丁寧に言葉を交わし写真を撮る姿に、二人が愛される理由がわかった。巨匠というよりも、少し遠くに住んでいる親戚のおじいちゃん。誰もがそんな親近感を抱いた夜。ドーナル&アンディ、また会おうね。

(RYOZO)

2017年3/22(水)Band Of Gyapanys

中京のジミー・ヘンドリックスこと、中野重夫さんのライブ参戦(^_^;)重夫さんは。名古屋や三重のライブハウスで、数知れないライブをやっているし、日本全国ツアー、はたまた、アメリカでも演っている彼ですが、な、なんと!得三、初デビューで、得三のご主人とは、高校が同じだとか。今回は、”Band Of Gyapanys Tour 2017”と称し、Shigeo Hendrix(g,vo)、清水興(b)、ロジャー高橋(ds)のトリオで、得三のステージに登場。重夫さんのギター&ボーカルに加えて、今回は、興さん、ロジャーも一曲ずつご披露。興さんはナニワエクスプレスのベース。こちらも還暦を迎えられたそうですが、渋いブルースをたっぷり聴かせていただきました。ベースのバッキングもノリノリで、聴き入っちゃいました。新婚のロジャーは、ムッシュの" バンバンバン”を替え歌で。彼は、かまやつさんの前でも演ったことがあるそうで、“かまやつさん”公認。彼が患った病気を歌に託して、あの振り付けは、なかったものの、会場を盛り上げてくれました。重夫さんのライブは、音がメチャ大きいのですが、部屋いっぱいに広がった音の中に、自分の体にまでたまった音が同一化して、一体になったときは完全にハイになっています。途中、重夫さんの弦の切れるハプニングがありましたが、マーシャルの音に酔いしれて、幸せな気分に浸ったナイスな夜でした。(msato)

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2017年3/15(水)MAD-KAB AT AshGate

どれだけ待ち焦がれていた事か!MAD-KAB at Ash Gate初ツアー名古屋でのライブが実現して私は胸いっぱいの期待を抱いてこの日を楽しみにしていました。まずは後藤篤さんの朴とつとしたユル~いMCから始まった演奏は心地よいスィングジャズかと思ったのも束の間。独特な石渡さんのギターは一見ディレイサウンドの美しく優しい旋律を奏でているようで癒しのギターかと思いきや、次第に熱く溶解した音の集合体をガツガツ放出し黙々と盛り上がっていきます。狂気的な部分も垣間見え、とっても不思議なギターワールドの中に引き込まれます。そしていつの間にか私の体はタテノリに変化しているではありませんか。気付けば8ビート。かと思うと、またスィングしちゃったりして、これはJAZZなのかROCKなのか・・ゴメンナサイ!そんなナンセンスな疑問はこのバンドには全く無意味でした。ビートと根幹ラインを創造するリズム隊に絡むギター、これまたグルーブ感抜群のトロンボーンが華やかに炸裂する。この4人が作り出す音楽にはジャンルの垣根など超越。グルーブ感と個々のセンスが最高にシンクロして私の心を揺さぶる素晴らしいライブでした。是非また名古屋に来てください。

(G子)

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2017年3/8(水)ACID MOTHERS GURU GURU/MANITATSU/JAPANESE NEW MUSIC FESTIVAL PETIT

マニ・ノイマイヤー来日20周年記念のグルグル祭り。さてTokuzoだけでも幾度目の開催になろうか、どこか春の便りを感じさせる恒例のイヴェントだ。そういえば6年前の3月11日の晩も予定どおり行われたのを思い出す。脇をかためるのは吉田達也、津山篤、河端一の盟友。この3名が4プロジェクトを演ずるJapanese New Music Festival Petitを皮きりに、打楽器二人羽織のManitatsu、Acid Mothers Guru Guruの3セット。赤天では吉田達也による新作楽器「カメリンバ=カメラ+カリンバ」を披露し、Zoffyの新曲は「Rolling Stones On Led Zeppelin with Pierre Henry」(えっ?)といった具合。数々のお約束を真剣に、飄々と取り組む50代男たち。音楽の楽しみ方ってもっと自由なんだと気づかされるばかり。そしてマニ・河端・津山のAMGGは60分に届くセッション。今宵も「Electric Junk」の再演こそあったけれど、昔の名前で…とは無縁の、スポンテニアスで、壮絶かつ容赦ない相互作用の連続。だってマニさん、昭和15年生まれ。でも当方にとってマニさんとはロック史のひとコマではなく、あくまでもTokuzoのステージで汗を撒き散らす存在なのだ。最良のかたちでマニさんに出会えた気がする。

(高山学)

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2017年3/1(水)タンクたると周年ライブ

今池カフェあらたるとのリニューアル記念として『Tankたると周年Live!』が行われた。タンクちゃん1周年おめでとう!そんな気持ちが、出演するミュージシャンや集まってくれた沢山のお客さんからも感じられたライブとなった。 若さ溢れ、キャッチーな歌詞とメロディでトップバッターを務め、コンパクトにまとめながらも見事にスタートから異世界へと誘ってくれたビビビビ。この2人ならではの世界観・言葉・メロディで音楽を奏でるリトルキヨシトミニマム!gnk!。キヨシ君の歌を影にひなたに支えるようなゲンキ君のドラムと語りは聴く人を心地良い世界につれてってくれる。彼女自身実に10年振りの出演となったTokuzo、彼女の突き抜けた声とメロディは、その音楽にこめられた魂を感じ、観る人聴く人を”タテタカコワールド”に誘っていってしまうタテタカコ。MCとのギャップに会場に笑みが溢れた。これだけでもなんと贅沢な!ところがっ!これだけで終わらないのが凄いこと。最後に登場の遠藤ミチロウ。ステージに上がったその瞬間から、最後の曲の最後の1音・1語余韻が無くなるその瞬間まで…遠藤ミチロウという音楽と言霊を感じさせる言葉・音を奏でていた。あーこんな贅沢なライブを聴けてなんと幸せものなんだ!でもまた聴きたくなるんだなぁ~。笑

(博)

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2017年2/24(金)金子マリ・三宅伸治

巷では初めてのプレミアムフライデーで盛り上がるはずだった(笑)この日に昨年秋得三5daysの感動と興奮の余韻が残る中、これまた5days経験者の三宅の伸ちゃんとタッグを組み金子マリちゃんがやって来た、イェイ!始まりから惜しみなく飛ばす選曲と二人のアットホームな雰囲気のMCにフロアは一瞬にしてほんわかしたムードになっていた。マリちゃんの家族の話、伸ちゃんの結婚式秘話⁉など語られる中どんどんと二人の心地よいペースに引きずり込まれいき、仲良しだった天国へ召されたお友達のことでさえサッパリ、バッサリ、ガハハハとマリちゃんらしい故人の偲び方でフロアもしんみりする暇さえも与えてくれなかった。前半の締めくくりはタイマーズのナンバーをトッピーによく似た伸ちゃんとカバー、待ってましたと言わんばかりフロアは盛り上がりその熱を持ったままの状態で後半へ突入!それからもまぁ引き続きぶっ飛ばし気味の選曲でフロアはノリノリ、ボルテージ上がりっぱなしの中、追い打ちをかけるようにRCの曲とかやっちゃうもんだから、フロアは一気に最高潮へと。アンコールの「彼女の笑顔」では私の涙腺は崩壊、マリちゃんに心までわしづかみされてガッタガッタ言うことなんて何もナカッタ。またすぐに二人に会いたくなっちゃうから桜が咲くころには奥三河へ行かなくちゃね。

(今池かよ)

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2017年2/17(金)松田 ARI 幸一、斉藤哲夫、金森幸介 + 武川雅寛

当日は、熱気ムンムンの満席状態でライブがスタート。なんとぞろぞろ全員が出てきて横並びでステージに。この組み合わせに度胆を抜かれた上に、「全員いっぺんに出てくるんかい!」で、一気に気持ちはステージへ。もともと北村くん(今回のプロデューサー)は、こうやってステージにみんないて、誰かが演奏している時は他のみんなが嬉しそうに聴いているというライブをやりたかったそうで、最終的にはアリちゃんの「みんな、グルグルグルグルまわっていったらええねんやん」と言う言葉で、このライブを決めたとか。哲夫さんの「夜空のロックンローラー」から始まり、幸介さん、アリちゃん、くじらさんと、それぞれが自分の持ち歌で最高の音楽リレー。くじらさんの月夜のドライブには、会場から「お~♫」とどよめきが。コーラスつければ、みんな「合わす気ないやろ?」だし、普段やらない楽器は弾くしで、これだけ縛りのない自由なライブも、これだけ個性豊かなメンツが揃っちゃってるんだから、そりゃそうなるわなあといった風情。でも、それがまたいい。ラーメンとカレーとカツ丼とすき焼きが一度にちゃぶ台に乗っかったような、嬉しさ満点のライブでした。最後に哲夫さん、くじらさん、二人とも思いっきり元気になっていてくれて最高に嬉しかったです。

(フジコ)

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2017年2/14(火)ふちがみとふなと ゲスト:森元暢之(漫画家)たらすな(紙芝居音楽)

バレンタインの夜だった。ふちがみとふなとのライブにゲストとして漫画家さんが参加? 紙芝居? どういう舞台になるんだろう?とみんなが客席で思っていたはずだ。いつもの渕上・船戸によるライブは進み、後半、ついに森元暢之が登場して、ゆっくり挨拶し始めた。すると一気にみんながするするとその不思議な世界に引きこまれていった。決して饒舌ではないのだが、一つひとつの物事をとにかく丁寧に丁寧に解説していく森元氏のかもしだす立ち位置が絶妙のバランスだった。そして紙芝居「チュー星人の襲来」が始まると、そのほのぼのとした絵によってさらに異次元に引き込まれていった。懐かしくて切なくて、でもどこかちょっとした毒もあって、なのに可笑しい世界。痛快だった。スクリーンで拡大されているので絵が丁寧に描かれているのもわかる。最後に、ふちがみとふなとと共演しての、いろんな社員が登場する会社の唄では、急遽、個々のイラストキャラクターを森元氏が解説することに!これが爆笑。どんな会社かさっぱり要領を得ないのである。でもきちんとした森元氏の「伝えようとする」情熱が隅々にまで行き渡っているのがすごいと思った。ライブのあとに森元氏と話す機会があった、あくまでも低姿勢で質問の一つひとつに答えてくれる。不思議な異次元的世界はライブのあとも続いていくのだった。
(温泉太郎)

2017年2/7(火)ギターパンダ/良元優作/カニコーセン/ペニースー

急遽オープニングに初登場のペニースー。現役復活された女性競輪選手、ストリップ嬢たちを心底敬愛し、応援する真っすぐな歌の数々。特に岐阜のストリップ劇場を歌った「まさご座on my mind」踊り子達の逞しさに勇気づけられ、想いを巡らせながら夕暮れの寂しげな柳ケ瀬商店街を歩く…。うおおお!これはまさに!つい最近、まさご座•ストリップ鑑賞初体験したばかりの私は情景が鮮明に浮かび上がり、涙がこみ上げて仕方なかった。お次はカニコーセン。人形との掛け合い漫才!?に「2、3万だけ~」と消費者金融社名が立て続けに出てくる歌には大いに笑った。続いてこちらも初登場の良元優作。なんと十数年前に高田渡•有山じゅんじライブを観に来て以来のTOKUZOだったようで。そして渡さんの「ヘイヘイブルース」も嬉しいっ!ボクトツな兄ちゃんに興味津々だ。大トリはギターパンダこと山川のりを。幾度となく観ているのだが「毎日毎晩 街から街へ歌を歌って旅をする~」という曲は、やっぱりどえらいいい!ラストの「毎日毎晩 別れはつらい 立ち止まって 悲しむよりも強いリズムを刻むんだ~」でガオーッと号泣。かっけぇよ!兄貴ッ!すると、不意に昭和の名監督•川島雄三の好んだ言葉が頭をよぎり、腹にズシッと力が入った。「花に嵐のたとえもあるぞサヨナラだけが人生だ。」

(ハヤシ)

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2017年2/3(金)小埜涼子による「坂田明+梅津和時」解体新書

怪人がおりました。私が初めてきいたジャズは、山下洋輔トリオ。何という自由さ、豪快さ、とことんさ!衝撃的でした。そのサックス坂田明、その昔ジョンコルトレーンの広島でのライブを見に行きました。ずっと吹き続けているコルトレーン。終わって楽屋を訪ねてみると楽屋でもまだ吹いている。坂田さんは感銘を受け、得心し、現在までサックスを吹き続けています。思い切り人生をかけて吹いています。艶々した元気のいい深みのある音を鳴らし続けています。2番目に聞いたジャズは、何とも型破りな音楽の概念をぶち壊す演奏を切り開く生向委。そのサックス梅津さん、若くしてニューヨークに単身乗り込みサックスを吹きまくる。警官に銃を向けられ死にそうになる。それでもサックスを吹く。ドライブ感と独特の音色で次々とぶちかましていく。今回の解体新書で明らかになりました。もう一人の怪人小埜さん、私には思いもつかない発想で演奏し、展開させ、アルバムも作る。出てくる音はとってもいかしていて、たまりません。さあ、この3人の演奏は如何になるのやら?さあ、始まったぜ!うお!ウぎょぎょ、どびょびょびょ、わはは。それぞれのアプローチがおもしろく、一時たりとも目が離せなかった。意外な音使い、展開力、凄い!この3人の怪人は、この世の美しさを体現しているよ。

(puyo)

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