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あほ犬日記

4/29(日)

僕的に今月の目玉は本日の「The Blues is Alright」~10年経っても、塩次伸二~。昨年から永井ホトケ隆先輩に言われていた、日本ブルースの原点であり、ナンバーワンギタリストであった、塩次伸二さんの10回忌イベントである。最後のセットは、塩次さんの一番弟子といってもいい、晴ちゃんこと田中晴之さん率いる「8823」にホトケさんと、名古屋久々登場の入道のセット。その前のプランを任されたので、新旧取り揃えた中部地方の選りすぐりで2セット組んで、全部で4時間に及ぶイベントにしてみた。ここ数年、正月恒例のブルースセッションが、長丁場にも関わらず、全く飽きがこなくて面白いので、この日もダレることはないのは確信していた。
 最初のセットは、塩次さんと直接の交流は薄かったが、中部地方で現在活躍する中核のミュージシャンたちと20代の若手たちに、緑区でアランプーサンという店を構え、15年以上名古屋のブルースを支えている斉藤を加えたセット。二番目のセットは、30年以上前から名古屋のブルースシーンにいて、塩次さんとも交流のあった人たちで、長い付き合いのセット。入院治療で来れなかった、近藤房之助と並ぶ名古屋のパイオニア、石河光也さんと、僕と同世代で一番塩次氏に近かった木下和彦が、仕事で参加できなかったのが残念だったが、四日市の喫茶YOUという店で、僕が20歳の頃から何一つ変わらずカセットで黒人音楽を普及し続けている鉄人・金ちゃんも参加してくれて、充実した演奏となった。
 そして最後に、8823 with 永井ホトケ隆(vo.g)入道(vo.harp)というメインアクトで締めくくった。久々に見る入道が、70年前後のジュニア・ウエルズとバディー・ガイのコンビを彷彿とさせる、音の隙間スカスカでニュアンスたっぷりの演奏は、魅力的だった。
 ホトケ、入道も含め、塩次伸ちゃんたちの世代は、日本にブルースが全くと言っていいほど紹介されていなかった時に、穴があくほどレコードを聴き、必死でブルースという音楽を探ってきた世代で、ビデオも教則本も全くないところから、コードフォームを解明したり、今では考えられない気の遠くなるような作業を繰り返してきた人たちだ。その下に僕たちがいて、今日一つ目のセットで演奏した人たちが続いている。やっぱりパイオニアは凄いな。その凄みをしっかり胸に刻んで、次に伝えていかないとな、と改めて思う。
 ライブ終了後、亡くなる前の年に、伸ちゃんがニューオリンズで、パパ・グロウズ・ファンクと演奏している映像を見たり、パイオニアたちが初めて本場のブルースに触れて、全員がひっくり返ったという1971年NHK放映のシカゴブルースのドキュメンタリーを見たりして、さらにその思いを強くして1日が終わったのは、深夜だった。

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