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7/1(日)有山じゅんじ。素晴らしかった。前日のライブがお客さんノリノリで、「金の唄」ばっかり演ったみたいで、この日はその手の唄はほとんど無し。前半は新曲が多く、知らない曲がどんどん出で来る。柔らかいホンワカムードの曲が続く中、有山さんが、自分の世界に入り込んでいくのと同じ様に、聴いてるお客さんも僕もどんどんと、有山ワールドに入っていってしまう。気持ちい〜ぃ。 終わってバカ話で呑んでいたら、有山氏の旧知のペダル・スティール奏者、仲野さんという人が、タマネギをたくさん食べると音楽的な閃きが鋭くなる、と力説しだす。タマネギエキスを凝縮した「タマネギ粒」という錠剤が有って、それを飲んでいるらしい。あまり誰も信じていなかったが、やたら熱心に勧めていた。有山氏は「アホか」って顔していたが、いとうたかおは買おうとしていたぞ! 7/2(月)俵英三さんというスペイン在住のギタリストとイスマエル・フェルナンデスというフラメンコ・ヴォーカリストのライブ。照明の林が、ワンステージ目が終わった時にあたふたとステージに走って行く。顔立ちが違うのでいつもの調子でいかないようで「ホ・・・ホリが深い・・・」とうわごとのように繰り返しながら照明のアタリを直している姿に笑った。 ライブ後、翌日出演の古謝美佐子、佐原一哉、笹子重治、三氏が登場。近くのスタジオでリハーサルを終えて来たのだ。しばらく呑んでホテルへ。本番ではゲストに名古屋で「ふう」というバンドのリーダー黒田奏ちゃんが何曲かバイオリンを弾くことになった。頑張れ! 7/3(火)先月のキャンペーンと前日の深夜で、ぐっと身近になった気がする古謝美佐子さん。読みが浅く、超満員になってしまって断ったお客様、どうもすみませんでした。半分以上の方が立ち見だったというのも心苦しいです。次回はなにか考えます。しかし、音楽はすばらしいっ!感動でした!忙しくドリンクを作ったりしているうちはよいのだが、手が空いて少し唄に神経を集中するとすぐ感動して泣きそうになってしまう。もうごちゃごちゃは言うまい。古謝美佐子は日本の宝である。 「日本の宝」はアンコールの時、沖縄に来たら遊びに来てくれといって、ステージで自宅の住所(番地まで!)と電話番号を言っていた。よく考えるとむちゃくちゃだが、その時はそんな気がしない。見に来ていた三味線やそすけ氏も絶賛で興奮している。バイオリンの黒田奏は一緒にやっていても泣きそうだったという。出演者、見に来た人達、店の人間、みんなが気持ちよかったこの夜、「日本の宝」は酒も呑めないのに朝の5時迄TOKUZOで雑談して笑っていたのであった。そして、ずうずうしい酔っぱらいの僕は、どんどん友達のようになっちゃうんであるが、後で思うとなんだかおそれおおい事だよなぁ。 7/4(水)昨日忙しくて見てなかった郵便物を開けてみると、なんと7/1にタマネギの効用を力説していた仲野さんから例の「タマネギ粒」が一瓶送られてきた。『騒ぐだけ騒いで後で知らん顔では・・・と思い送らせていただきました。お試しくださいませ「音楽的ひらめき」が訪れましたら幸いでございます』との事。うわぁ!めちゃくちゃいい人だぁ!試してみるぞぉ、と手のひらを返したように信じてしまうバカな私であった。 7/5(木)エレクトリック・レディー・ランドへチラシの折り込みを頼みに行ったが、茂ちゃんもやよいちゃんもいない。どうしたのだと聞くと社員旅行だという。しかも沖縄だそうだ。オ・キ・ナ・ワ・・・。行きたい!俺も行きたいっ! 帰りに千種正文館へ寄ったら、ブルースの写真集を発見。「シカゴブルース〜インサイダーの眼〜」というやつで、50〜60年代のブルースマン達の写真集だ。迷わず買う。中にはレコードジャケットなどで、慣れ親しんだ写真もあるが、知らない写真も満載。しびれるぅ! 7/6(金)うっかりピアノの調律を忘れてしまって、慌てて近場で捜す。なんとか見つかった人が、とても早くて腕のいい人だったらしく(僕には調律師の腕など判りようもない)谷川賢作さんが絶賛していた。「ウィックル」という会社の斉藤さんという人です。ありがたや。 そして万全でDiVaのライブ。谷川さんが、お父さんの俊太郎さんのネタも交えてやった現代詩講座で笑った。客で来ていた詩人の桑原滝弥が飛び入りで参加、何本か朗読をする。 7/8(日)ライブ終了後寺田町と一緒にやったベースの橋本潤とワイワイ呑んでいたら、スロウ・ブルースでライブを終えた倉本(b)と松井(vo.harp)が現れる。一緒に見に行っていた得三チラシのデザイナー青山洋子やたえさんも来る。なぜか、アメリカ人の友人ボブとリアもやって来て、わあわあ呑む。 7/9(月)少年王者館のたまちゃんの結婚パーティーだ。色んな人達がステージで出し物を披露するが、さすがにみんな芸達者。さねよしいさ子と宍戸幸司のデュオに始まって、天野天街の漫才やらなんやらかんやら‥‥、あがた森魚さんまで唄を唄ってめちゃめちゃ豪華!!みんな料理がおいしいと褒めちぎってくれてとても気分がよかったけど、「俺、生魚喰ったの2ヶ月振りだぁ」だって。そんな奴ばっかりかいっ! 7/10(火)この日はライブが休み。下の駐車場で自宅の玄関の靴棚を作っていたのだが、10秒で汗がたらたら滴り落ちてくる。一体全体なんでこんなに暑いんだぁっ!!! 7/12(木)吉田健介のキーボードが寺島エレナに変わっていた。彼女は旦那とONE DROPと言うとてもいいバンドをやっていた人だ。旦那はどうしてる?と聴くとあまり音楽をやってる感じじゃなさそう。太ってしまったんだそうだ。宜しく伝えて置いてちょうだい。またバンドやってくれぇ! 7/13(金)札幌の梶原さんから突然のメール。梶原さんは20年以上前、札幌で「神経質な鶏」というブルース喫茶をやっていた人。そこには松竹谷清というやつが働いていて、彼はその後東京に出てきて、「JUKES」「TOMATOS」などのバンドをやることになる。僕と清は同じ歳で仲が良く、色んな所で一緒に呑んだ。清は呑むとよく‘ちんぽ’を出した。まぁ、どうでもいいですけど‥。梶原さんは15年位前、確か結婚をしてブルースに関係のあった店を廻ったことがあった。その時に僕が前いた「OPEN HOUSE」にも寄ってくれたのだが、なんとその日は、我が中日ドラゴンズが優勝した当日で、来客もへったくれもなく酔っぱらってしまって、ちゃんと覚えていない。確か近藤房之助先輩に「森田、札幌の梶原さんだぁ!」と紹介されたような、違ったような‥‥。失礼いたしました。 で、その梶原さんはTOKUZOはそんな奴がやっているとはつゆ知らずメールを送ってきたのだが、内容は「今度、『HAILA MONPIE & ARTURITO CLENTON グループ 』というキューバのバンドを呼びます。得三でやりませんか?」というものだった。最近のキューバの状況などほとんど知らないのだが、HAILA MONPIE は今一番輝いている若手女性ボーカルらしい。村上龍の番組で「100年に一人の歌姫」と称されたらしいが、ちょっとまて!それじゃぁ、セリア・クルーズよりも大物ってことか?!ちょっと言い過ぎのような気もするが、まぁ大した実力の持ち主らしい。ラテンは好きだ。今話題のキップ・ハンラハンの「ディープ・ルンバ」をやろうとして、一度断念したこともあり、今回はなんとかやってみたいもんだ。名古屋のラテン好きのアイドルおねいちゃん「吉衛門」の佐藤さんに早速メールをしておく。彼女たちの協力無しではとても無理である。 7/15(日)後藤伸司という変人のヴォーカルを擁するバンド。年に一回くらいうちでやってくれるのだが、はじめて見たとき、最初30分くらいはなにが面白いのか訳が分からなかった。でも最後は爆笑なのである。どうゆう風に面白いのかは言わない。見てみないとわからないと思うのだ。音楽に携わっていると変わった人には慣れてしまうが、まだまだ世の中には変人がいるものである。この日も楽しみにしていたが、途中で抜けてチラシの校正に出かける。それを終え、ラブリーで久々に呑んでいたら、ピアノの小島良喜がいた。僕が日本で一番好きなピアニストである。井上陽水のバンドで来たとのこと。「得三へ行こうと思っていたけど、もうええわ」。みなさん、小島のピアノは絶対聴くべきでっせ。 よれよれになって店に帰ってきたら、これまたピアノのKYONが来ていたけど、もう帰っちゃった後。ごめんねぇ。佐野元春さんがまだ残って呑んでいた。 7/16(月)札幌の梶原さんからキューバ娘のビデオが届く。(13日参照)素晴らしい!!「吉衛門」の佐藤さんからも情報と協力OKのメールが帰ってきている。やる気満々になってきてしまった。ビデオの最初は以前来日したさいの村上龍の番組。なにか一曲といわれて、キューバ娘が選んだのが、なんとマリア・ペレーサ・ベラの「20年」という曲!!素晴らしく深い声の持ち主だ。声量も凄い。これは得三で本物を見てしまうと、トンでもないことになってしまいそうである。やばいっ!!! 7/17(火)春名バンドは前回に増して素晴らしい演奏。お客さんも99人で、おしいっ!とは思うものの着実に増えている。1コード、2コードで、ジワジワと熱く盛り上がってゆく様は圧巻!!実力派、男のR&Bインスト・バンドである。メンバーの人達は、口はペラペラとよく喋るのだが、演奏ではいらない音を絶対出さない。こういう人達を「うまい」と言うのである。ベースの松原さん、ファンです。 この日も頭の中からキューバ娘が消えない僕は、パーカッションの田中ミチアキーノさんから情報を得ようと、「今度キューバのバンドが来るんですよ‥‥」と切り出す。シンガーのハイラ・モンピエという人は、今の若手ナンバーワンのようだ。キューバからバンドが来るということは、彼らにとっては自国の文化を海外に輸出するといった意味合いを持つのだそうで、国が間違いなくバリバリのバックマン達を付けて出すのだそうである。なぁるほど!ミチアキーノさんのお墨付きということで、僕はますます盛り上がるのであった。 7/18(水)先月購入したA-DATで「まりも」がライブレコーディングをしてくれた。しかし、一番盛り上がる最後のところで、ドラムのナイチンがスティックを落としてしまうと言う痛恨のエラー!!僕はもちろん大笑いしました。TOKUZOでは、出演バンドの16チャンネル・ライブ・レコーディングができます。¥1,5000+テープ代です。ふるってご利用下さい。 7/20(金)服田洋一郎と入道。ブルース・ハウス・ブルース・バンドからのコンビに名古屋から木下(g)早川(ds)万太郎(b)の3人を加えてのブルース・セッション!こういうベーシックなブルースをやると、はっちゃんはMr.イノセントとなってホントに自由に暴れまくる。途中、ギターの三好3吉が見に来て、驚いている。「自分がギターをこういう風に弾きたいと思う、一つの理想を見た」のだそうだ。終わってから3吉を紹介すると、はっちゃんは「あっ!知ってる、ギターの上手な人だ」。この二人は、近いうちにどこかのステージで一緒に演奏することになるのであろう。そして、この日もはっちゃんはずぅーっとビールを飲み続け、閉店を迎えたのであった。 7/21(日)「静かなブーム」という言葉があるが、静かなのだったらブームではないんじゃないかと思うんですけどどうでしょう。ま、いいか。今、若者の間ではポエトリーリーディングが「静かなブーム」なんだそうである。桑原滝弥という奴がポエトリーリーディングのイヴェントをやろうと色んな会場を探していたら、いたるところで「それは得三なんじゃないか」と言われたそうで、迷い込んできたのである。彼は気持ちのいい男で、エネルギーも感じたので、僕は「ちくさ正文館書店」の古田さんに紹介し、同時に彼のイヴェントをやることにした。でも、正直言って、そう面白いモノではないだろうと思っていたのだ。失礼な話ですけど‥‥。で、この日が本番である。堅く、トゲの有る言葉をぶつけてくる者、しずかにシュールな心象風景を読む者、スタンダップ・コメディーにも似たアクシションを交えた者、アングラ風でおどろおどろしい者、実に多彩。おっさんの僕は、若さの気恥ずかしさの様な者をチラチラと感じはするものの、全編楽しんで観れたのありました。なによりも、出演者達の「今、自分達がアクションを起こしているのだ」という気概のようなものが伝わってきて、気持ちよかったのであります。次回は10/13に「詩のボクシング」です。一回きてみてはどうかしら。 7/24(火)楽しみにしていた「海の幸」芸達者な井上ケンちゃんの名調子(?)の司会にのって、果てしなくユルユルのリラックスした空気が会場を包み込む。音楽は、沖縄 チックだったり、ハワイアン入ってたり、超脱力状態のミーターズだったり、くしゃくしゃだが、不思議な統一感がある。キーワードは南国か?小嶋さちほさんのバランス感覚が絶妙で、ぎりぎりのところでダラダラにはならないのがミソです。最後にやった、どんとが作ったという「お〜いお〜い海ぃ〜」という曲は名曲です!僕はどんとが亡くなってから、各地で盛んに行われている「どんと祭り」みたいのが、どうもピンとこなかったのだが、ライブ終了後さちほさんが来て、「これ、どんとが好きだった水ようかんです。食べません?」とニッコリ笑った笑顔をみて、なんだか納得してしまった。さちほさんがいいのだったら、それでOKなんである。 7/28(土)Otis15周年記念パーティー。近藤房之助もやってきて大盛況でした。僕は司会。しかし、みんな死に気で呑むなぁ。意識不明者続出!僕も途中から全然思い出せません。まぁ、しょっちゅうですけど。 7/29(日)この日は朝から僕の自宅マンションから飛び降り自殺しようとした奴がいて、梯子車やらパトカーやらで大騒ぎだったらしい。僕は何も知らずにグーグー寝てたわけですが‥‥。結局その男は飛び降りずに保護されたのだが、説得に当たっていた今池派出所の警官がどういう訳か落っこちてしまって怪我をしたのだそうです。仕事とはいえ大変だぁ、カワイソウ。だいたい関係ない他人のマンションに来て飛び降りようとするなよな!! ライブはポカスカジャン入れ替え2ステージで、二日酔い全開モードの僕にはキビシイものが‥‥。でも2ステージ目には多少回復し、ファンである玉ちゃんのキレキレ汗だくギャグに悶絶させられた。前日、ポカスカと明宝フェスで一緒だったバンバンバザールの連中が遊びに来て、ニセゴスペルで共演、大盛り上がりをみせる。終了後、ワハハ本舗の総大将、喰始さんに初めてお会いする。「ゲバゲバ90分」をやっていたのだから55歳くらいの筈だが、やたら若く見える。喰さんが帰ったあと、ポカスカの連中が喰さんの物まねをやっていたが、みんな全く似ていなかった。ポカスカ、次回は10月に2DAYSだ。 7/30(月)思い出すのは昨年の9月11日である。とんでもない大雨で名古屋市が海のような状態になっちゃったときだ。その日がアゾールを最初に見た日だった。その時の日記にこう書いてある。 『しかし、アゾールさんは素晴らしかった。きびしい16ビートやハチロクをばっちりタイトに叩き出しながら、なぜにあんなにゆったりと歌がうたえるのか。この良さを言葉で伝えるのは難しい。音楽は、生まれたときからすでに、体の中にある!というような感じなんである。練習をした覚えなど一度もない、毎日朝起きて、ごく自然に太鼓を叩いていたらこうなりました・・・みたいな感じでもある。今ここで、こうやって太鼓を叩き歌をうたう、そのためにアゾールさんはいるのだ。それがすべてなのであ〜る・・・と、言うようなことも思ったりする。彼が太鼓を叩くとゆうことは、僕たちが楽器を演奏するとか、バンドをやるとかゆうのとはじぇぇぇんじぇん違う種類の行為なんである。うまく言えんなぁ。まぁ、絶対またやるんで、次回は是非来てください! 』 これを覚えてくれていた人が結構いたのか、招聘者である福山の手島さんの熱のこもったチェーンメール作戦の効果があったのか、お客さんは思っていたより来てくれた。来てくれたらこっちのものである。音楽は絶対の保証付きだ。人と音楽との関係性がハナっから違うのだから、見に来る側はただ唖然と感動するしかないのである。この日観に来て、会場を盛り上げてくれたお客さんに心より感謝します。終わったとたん、ズォーという低い感動の地響きがおきて、すぐに割れんばかりのアンコールになった。久し振りに本物のアンコールというのを聴いた気がして、ライブハウス冥利に尽きたワタシでありました。 7/31(火)4日程前に左手の親指を怪我して、適当に絆創膏はってほかっていたら、いつまで経っても痛みが引かない。おそるおそる絆創膏をはがしてみると、化膿してグジュグジュに腐っていた。そのグジュグジュを綿棒でかきだすと、かなり大きな穴ぼこができる。ヒィヒィ言っていると、この日出演のルースが薬局へ行って化膿止めのクリームを買ってきてくれた。薬局のオバハンは「ちゃんとせんと、この時期腐るよっ!」と魚屋みたいなことを言っていたらしい。だいたいが、飲み過ぎなのである。7月後半はズーッと呑んでいる。昨日は福山の手島さんとはじめてゆっくり話す機会を作れてズボズボ呑んでしまったし、今日だってバンドのメンツをみれば呑まないわけにはいかないのだ。以前、京都の「磔々」の水島社長が「結局、一緒に飲みに行ったバンドが、ええバンドやぁ」と訳のわからん事を言っていたが、彼も結構無理矢理呑む日もあったのではないか。 ルースは今までで一番良かったと思う。自分のバンドという意識が有ったのも感じられた。続けていって、バンドの焦点が絞られてくれば、もっともっと良くなると思う。楽しみだぁ!!終わって呑んでいて、ドラムの鶴谷君が「ルースを観たのははじめて?」と聴いたので、「いやいや!初めてだったら、もっとちゃんと驚いてるよぉ!」と答えた。だって、ルースはモノが違うのだ! 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