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3/1(木)藤井郷子オーケストラ名古屋バージョンは3回目だが、毎回新曲があり緊張感は無くならない。藤井さんは、ニューヨーク、東京、ドイツ、名古屋とオーケストラをやっているが、名古屋が一番過激だとのこと。この日も、激しく滑稽に面目躍如の演奏でした。テナーの松本健一は毎回東京から駆けつけるが、なかなかの名古屋好きです。色んな人に「いやぁ、ホントに名古屋は面白いんだよ!」と吹き込みまくる、名古屋シーンの広報担当だ! 3/2(金)フランス在住ハイチ人を中心にした、ADJABEL。やはりブードゥーの太鼓が強烈。線の太い、延々と続くかのようなリズムがグリグリ下半身に攻め寄ってくる。曲の後半で、何度も何度も熱く繰り返されるメッセージを含んだリピートに、ハイチの向こう側にドワ〜ァと広がるアフリカを感じる。終わった後呑んでいたら、四日市在住で、ハイチの作家の小説を翻訳した人がいた。その作品はアメリカでベストセラーになったそうで、日本でも売れれば儲かるのになぁ、なんて言っていた。その作家は若い女性だそうで、ローリン・ヒル系の美人らしい。こ、好みだ!読んでみなければ!ローリン・ヒルといえば、ワイクリフ・ジーンもハイチ系、バスキアもそうじゃなかったっけ?結構色んな人がいるなぁ。 3/3(土)グルーポ・マリュク:バンマスの川口は良くなかったなんて言ってたけど、僕は確実に良くなってると思うけどなぁ。バンドの中に仕事で上海へ出張したりするやつがいて、上海話で盛り上がっていたら、叔父の訃報が舞い込んできた。ハァ、また葬式だ。一昨年くらいからホントに葬式が多い。そういえば、先月末に、去年得三で演った、ギタリスト、ジョン・フェイヒーが亡くなったという。まぁ、太りすぎでしんどそうだったけど、まだ死ぬ感じじゃなかったのに・・・。ライブが終わって得三の初代スタッフの一人、奥山信子嬢の結婚パーティーの打ち合わせにラブリーへ。打ち合わせなんて10分で済んで、後はひたすら呑む。閉店まで呑んで次の店へ行ってまた呑む。めちゃめちゃ呑んでしまいました。ふぅ・・・。あ、パーティーは、5/13(日)ラブリーです!みんな来てね! 3/4(日)起きて、夕べ携帯電話を落としたことに気づく。ショックである。でも、そんなことを言ってる暇はない!なぜなら今日は今月の大目玉!ジェフ・マルダーなのだ!僕はいわゆる「いい人」というのを、あんまり信用してない。ホントかよ、お前、みたいな感じで、よく信じられないところがある。でも、ジェフはきっと、本当にいい人なんだろうとリハーサルを観て思ってしまった。そのことを、見に来ていた豊橋の小川真一さんに話したら「そりゃぁ、いい人でしょう!」と言われてしまった。そうなのか、やっぱりいい人なんだ。ステージはブルースが多い。バーベキュー・ボブ、ブラインド・レモンなどなど、戦前のブルースのカヴァーをいちいちちゃんとオリジナルの人を紹介しながら演奏する。アメリカに残された先人達の文化をこよなくリスペクトし、自分流の解釈で実に丁寧に演奏する姿勢は、潔く気持ちがいい。たぶん京都でだと思うが、あんきもを食べたらしく、ステージでしきりに「アンキモゥ、アンキモゥ」と言っている。僕の友人で、ゼロというバーをやっているナオキと言う奴がわぁわぁ騒いでいると、「Too Much アンキモゥ!」と言われていた。なんだかよくわからんが、ぴったりなので笑ったぞ!ナオキは確かに「Too Much アンキモ」な奴だ。 深夜にセンチメンタル・シティー・ロマンスの細井豊さんとムーンライダースのクジラさんがやって来た。ひとしきりジェフ・マルダーの話をして、よもやま話へ・・・。昨日の失敗をもう忘れ、どんどんと呑む。だんだん酔っぱらってきたクジラさんは「ここでムーンライダーズをやりたいな」なんて言っている。ホントかよ、オイ!本当にやるのか?どうせやるなら一週間ぶっ通しってのはどうだ!なんちゃって・・・。この日も、よせばいいのにずいぶん呑んだのであった。 3/5(月)この朝はみぞれかなんかの降る大変寒い朝だったようで、テレビの前、毛布一枚で寝てしまった私は、かぜをひいて、鼻水たらたら。胃もちょっと痛かったけど、仕事へ。元ルースターズの池畑潤二、井上富雄両氏が、それぞれのセットで競演するという日だ。始めにやった井上さんは、ベテランのギタリスト松田文さんとのデュオ。ブリティッシュ風のダークで湿った世界を展開するのだが、何曲かあったカバー曲は全部アメリカン。JJ ケイルで「おっ!」、トニー・ジョー・ホワイトで、「ややっ!」最後は「Small Town Talk」で「ほほ〜っ!」実はそうなんですか?へぇ〜。次は井上さんの番だ!しかし、この日は叔父の通夜へ行かねばらん。残念だけれど、得三を後にして、最終の新幹線で横浜へ。駅弁を買うが、むちゃくちゃまずい。ビールで流し込んでなんとかおさめた。折角横浜なので呑もうと思い、レストランバーかなんかへ入ってみるが、きっちり正確にワンショット計って入れるような店で、頭に来る。まぐろのカルパッチョは、プレパラートに挟んで顕微鏡で診るのか、と思うような芸術的薄さで、魚の味がしない。しかし、それよりなにより胃が痛くて、早々にホテルへ帰る。なんとか寝ようとするも、しらふなのと、時間帯のズレと、胃が痛いのとでほとんど一睡もできず。横浜なんかきらいだぁ! 3/6(火)朝、くだものとヨーグルトをようやく押し込んで葬式へ。胃は相変わらず痛いが、死んだ奴もいれば、死なれた奴も泣いているわけで、泣き言も言えず。葬儀だ、火葬だ、初七日だとあっちこっちバス移動。20年以上も会ってない従兄弟連中に、あれこれ近況を尋ねられるのも邪険にはできない。昼過ぎになって、やっと一通り済み、豪華な飯となるものの、チャーハン少し喰っただけで便所でもどしてしまう。お茶はウーロン茶しかないという。「じゃぁ、そろそろ帰るけど、おばさん気を落とさずにね」とタクシーに乗り新幹線で寝ようかと思ったら、満席。デッキにしゃがみこみ、名古屋まで。チキンジョージの橋川氏が来ているので、店へ戻る予定だったが、キャンセルしてうちで、おかゆ喰ってビデオみて死ぬほど寝てやった。 3/7(水)発表ギリギリになって寺田町のサポートにベースの橋本潤が来ることになった。三宅伸治&TRAMPやその他色々で来てくれているのだが、いつもそのまま移動で、一緒に呑むのは今回が初めて。見に来ていた、いとうたかお等と楽しく呑んだ。いつも思うのだが、この歳になってまだどんどん友達が増えてゆくってのは、この商売のおかげだと思う。ありがたい。また呑もうね! 3/8.9.10.(木〜土)国際パフォーマンス・アート・フェスティバル、略して「ニパフ」の3days。この3日間は出演者スタッフの食事をたのまれていて、鬼頭が頑張って作った。従業員のまかないにもそれは流用されるので、僕も3日間食べたのだが、1日目は中華、2日目が洋風、最終日は和食となっていてとってもうまかった。出演者の皆さんは満足していただけたでしょうか。給食のオバサンとなって頑張った鬼頭に拍手! 片付けも終わった土曜日の深夜、SO-DOのギターの矢嶋が現れた。どうしたのかと思って訊いてみると、サッカーの開幕戦を見に来たのだという。彼は浦和レッズのフーリガンなのだが、この日は我がグランパスの圧勝!意気消沈だったが、実は彼にはこの後にも大イべントが待ちかまえていたのであった。前から名古屋で気になっていた娘がいて、会う約束をしていたのだ。いそいそと指定の場所へ行く。会って酒を呑むのだが、なかなか話がかみ合わない。いや、わざとはずされている様な気がする。結局、相手は全くその気が無かったというわけだ。またしても意気消沈で、ノコノコ得三へやってきたのであった。僕は嬉しくなって、どんどん呑んでしまったのでありました。矢嶋はサウナへ帰っていったが、土曜日だしきっと満足に寝られやしないに決まっている。くっくっくっくっ・・・。ご苦労であった! 3/11(日)クスタァクスタァ:始まる前客席をみていると、青空楽団の最初のドラム、田口のカミさんが子供を連れて見に来ている。あれまあ、珍しいことだと、声をかけると、義兄がバックで出るのだとのこと。田口の兄貴はB.L.ワルツというバンドをやっていて、ギターの人をみるとなるほどちょっと似ている。「自分のバンドはやってる?」と訊くと、またそろそろ・・とのこと。頑張ってね。また来てねぇ。あ、そうそう、青空楽団は沢田と田口、ベースの渡辺が揃って、4月の今池祭りでなにかやるみたいだぞ!覗いてやってくれ。 3/12(月)遠藤ミチロウと雨宮処凛のカップリングだ。雨宮の前回のライブの時には、公安の人間らしき不釣り合いなお客さんがいて笑ってしまいましたが、まあ、北朝鮮でよど号犯人と会ったのだから、そういうこともあるのか。雨宮はオウムとも繋がりがあるみたいだし・・・。つい最近までずっとひきこもっていたのだが、雨宮を知って何年かぶりに表に出てきた20過ぎの男の子というのがいて、ミチロウと会えるというので名古屋までついてきた。雨宮はその子に赤いつなぎを着せて「かっこいいじゃん」と言って、ステージの後ろでずっと旗を振らせている。彼女はこういう子に実にやさしいのであった。みんなで、終わってから深夜までずっと呑んで、色んな話をした。ミチロウさんは帰るとき「いろいろヘンな対バンを組んでね」と言って帰っていった。気に入ってもらえてよかった、よかった。 3/13(火)吉田健介と杉野はマッチするのであった。健介は今までで一番よかった。血管浮き立ち唱法で、2、3度グッと興奮しましたぜ。杉野はいわずもがなで素晴らしい。この、日本で3本の指に入るであろう、名古屋在住のラップ・スティール奏者をみんな聴いてくれ!終わってから、杉野と元オープンハウス従業員の澤村とで人の悪い冗談で笑いまくって呑む。おかげで仕事の予定が狂ってしまったではないか・・・ったく! 3/15(木)アウト・オブ・オーダーはサックスの渡辺君が元気がよく、なかなかハードな演奏を展開。かっこいいんだけど、ちょっと堅いので音楽が窮屈にきこえるのが、おしい!Zu・KANKは羽野昌二、河端一、志村浩二のトリオで、どんどんぶち壊れてゆく。羽野氏も楽しそうでした。河端氏は本番前に自分のギターのネックを折ってしまい、人のギターでの演奏。可哀想である。河端氏ではなく、ギターが・・・だ。 3/16(金)春名バンド:前半は仕掛けのあまりない1コードものや2コードもので、クールにじわじわと青白く燃え上がる。そして後半はひたすら熱くソウルフルに!終わってからベースの松原さんに、1部はクールに燃えるというのがテーマだったんですか?と訊くと「いやぁ、新曲が多かったんでまだこなれてないんですよ」との答え。そういうもんである。誤解があるから音楽は楽しいのだ。 3/21(水)この日は僕自身の雑用が多く、ちゃんとライブを聴けなかった。ポカスカジャンの連中や、その他の友達が呑みに来てくれたのだが、挨拶もそこそこにバタバタとしてしまった。ごめんね、今度呑もう!雑用が終わったのが2時くらい。まだ残って呑んでくれていた「ふう」の人達と、呑んだ。彼女らは見た目以上に面白い連中だ。ステージでも、もっと自由に自分達の色を出せれば、もっともっと面白くなるはず。頑張ってね!「ふう」の企画したライブを何ヶ月に一回かやっていこうと計画中。期待してください。 3/23(金)3回目のポカスカジャンは、なんと即日完売!ガツンとブレイクするかもしれません。5分に一回の大笑いは、なかなか他では有りませんぞ。次回は5月24日。売り切れ必至なので、早めにプレイガイドへどうぞ!ちなみに僕は玉ちゃんのファンです。おとうさんヤクザだったんですね、ふ〜ん。 3/24(土)ダイアモンド・ユカイだったが、僕は友人の結婚式で京都へ。年末に倒れた磔磔の水島社長はちょっと太って元気そう。まだ酒は飲めないようだが、とりあえず安心安心。そのころ得三では、ダイアモンド・ユカイ氏が客席に降りてきて、お客さんの飲み物をガブガブ呑んだり、コロッケをパクッと食べちゃったりして、「うまいうまいもっと飲め!もっと食え!」と連呼するという、新手のパフォーマンスを展開していたらしい。しまった!みたかったなぁ! 3/25(日)テレビを観ていると、日本のお父さん達は随分虐げられているようで、小遣いは昼飯入れて3万円しかないとか、子供に押しやられて家には居場所が無いとか、涙の出るような扱いを受けているらしい。ジャガーノート・ウエストは名古屋近郊のそんな社会人によるビッグバンド。いやいや、彼らがそうなのかは知りませんけどね。しかし、演奏中のお父さん達は、実に楽しく真剣ないい顔をしているのであった。客の中には虐げられた夫をしりめに、近所の奥さん連中とフランス料理のランチなんかをのうのうと食っている妻達もいたに違いない。茹でダコのように顔を真っ赤にして「スターダスト」をうたいあげる亀山のおじさんの、めいっぱいのハイノートは、そんな妻達にどのように響いたのであろうか。俺はブラボーと叫びたい。そうだ!言いたいことを言ってやれ!おまえら、誰のおかげで飯食えると思ってんだぁ!演奏前、みんなでドリンク剤を飲みながら、エロ話に花を咲かせている日本のおとうさんたちは、実にヒップでかっこいいのであった。えっ・・・どんなドリンク剤かって?リポビタンDに決まってるじゃないですか、リポビタンD! 3/26(月)Big FrogはFishの前座をやったといういわゆるジャムバンドで、カバーもオリジナルも殆どが英語。今度はアメリカのツアーも決まっているという、登り調子のバンドらしく、生きのいいステージを展開する。技術的にもしっかりしていて、長いソロも安心して聴いていられる。お客さんも最初こそ遠慮していたが、後半はおどらにゃ損損状態で盛り上がりました。最後はアレサ・フランクリンの「Think!」で踊らせまくってエンディング! 3/27(火)KAKUTUSというバンドは、“19”という若い人達に物凄く人気のあるバンドのバックをやってる人達なのだが、どうやらもともとあったバンドがそのままバックバンドに雇われた、ということらしい。サウンド的にはもろに70年代のウエストコースト・サウンドだ。年齢的には、その辺の音楽を同時代に聴いた人達ではないと思うのだが、こういうバンドがちゃんと有るんだなぁ〜。カバーのコーナーでは「楽団というバンドの体重という曲をやります。」と言って、The Band の定番中の定番「Weight」をやった。ちょっと笑った。 3/29(木)ae(アイ)は、フランスから来たユニットでドラムが日本人の女の子。ライブ前にいきなり「お久しぶりです」と挨拶されて、ぶったまげたが、聞くと10年以上前オープンハウスでやったことがある京都の「OXZ」というバンドのドラムだったそうだ。あーありました、ありました、そうなんですか。今はフランスにいるんだそうです。ここ10年くらいの間に、世界はどんどん狭くなっていると実感する。向かい討つ日本の「アシッド・マザーズ・テンプル」は日本よりイギリスやアメリカで人気が高いバンド。結構大きな音楽雑誌で、4ページくらいの特集が組まれたりして、その情報が逆輸入的に日本にはいってきているらしい。なんでも、ヨーロッパで出したばかりのアナログの新譜は、予約だけで売り切れちゃったらしく、本人達もまだジャケットをみてないのだそうだ。宇多田ひかるのような人気振りではないですか!凄いことになってるんだなぁ、と思って訊いたら、プレス枚数が宇多田とはぜんぜん違いました。そりゃそうだよなぁ、いくらなんでも国民的英雄みたいなことにはならんでしょう。演奏は徹底的に余分な物をはぶいたテンションむき出しの音楽で、いさぎよろしい。最初の曲とアンコール前の曲が、河端氏ぶち切れでかっこよかったぞ! 3/30(金)深夜に原爆オナニーズのエディー達がやってきた。当然だが酔っぱらっている。パンクミーハー歴25年を誇る中島ひさみという奴も一緒だ。おおいに調子に乗っている。「新人の原爆オナニーズで〜す」とか言いながら、初めてメジャーから出すという新しいCDを持ってきてくれた。内容は改めて言うまでもなくかっこいい。なかでもイギーポップのカバーだという曲が大好きです。「I Wanna Be Your Dog」!!!カッチョイ〜ィ!いつもどうり馬鹿なことばっかり言って飲んでいたのだが、思いついてこないだ「なんや」という飲み屋で教えて貰った手品を披露する。タネが判ればあほみたいな、誰にでも出来る手品なのだが、酔っぱらいの中島ひさみは何度やってもさっぱり判らない。2時間くらいだまされ続けて、挙げ句の果てに教わった手品をとなりのテーブルの全然知らない人達に披露させられるはめになった。芸名が欲しいというので、「中島ピンチ」と命名。(爆笑)「ナカシマピンチで〜す!」ととなりのテーブルに行ったはよかったが、なにしろベロンチョに酔っていて、大失敗のネタバレバレ。僕は床にすっころがって泣きながら爆笑したのでありました。中島ピンチ!精進しろ!目指せ忘年会だぁ! 3/31(土)楽しみにしていたParty。素晴らしくいい曲が多い。「生まれたときから僕たちは、滅びて行く道を花で飾る」なんて歌詞を淡々とていねいに歌われると、なにやらとんでもない無常観が背筋をはしる。ライブが終わっても、次の日になっても、その曲達は体の中にすみついて離れないのだ。そんな素晴らしい曲を書いている犬塚康博さんは4月に網走に行ってしまうという。あ・・・刑務所じゃないですよ。祝うべき話なので、残念だがしょうがありません。是非機会をつくってまた得三でも歌ってください。待っています。The Bandフリークの犬塚氏、久保田麻琴の新譜の中のレボンヘルムとガース・ハドソンが入っている曲を聴いて「本物使っちゃうんだから卑怯だよな」とすねておりました。 |