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10/6(金)オランダの巨人ペーター・ブロッツマンと羽野昌二。ペーターはオープンハウス時代の豊住芳三郎氏とのDUO、ラブリーでの“ラスト・イグジット”に続いて、生で聴くのは三度目となる。何度聴いても、とにかくその音の大きさにやられる。クラリネットなんかバラバラに砕け散ってしまいそうだ。そして豪放無比なテナー!“ラスト・イグジット”の時、怪物シャノン・ジャクソン(ds)と、電気楽器のソニー・シャーロック(g.)ビル・ラズヴェル(b.)達の轟音に負けることなく真っ赤な顔でブロウしまくっていた強烈なパワーはヘタることなく健在。参りました。
10/10(火)楽しみにしていた「さかな」。ポコペン(vo.)さんと西脇さん(g.)の世界は想像していたよりポップでアメリカン。ポコペンさんはフィービースノウなんか好きなのかしら?それをサポートするのは、POP鈴木氏のとても歌を大事にするドラムと、どんどんイメージを広げてゆく勝井祐二氏のバイオリン。この二人のプレイはまことに的確。いいバンドです。
10/12(木)デンマークからやって来たトランペッター、キャスパー・トランバーグと、南博(p.)水谷浩章(b.)外山明(ds)というカルテット。南氏のクールなピアノは妥協のない意志の強い音楽を作り出し、水谷ベースは、上滑りしない深いタイミングのリズムでそれを支える。その調和にあらがうかのように外山ドラムがコワれていったのでした。・・・で、その深夜。あまり記憶にないのだが、その場にいた人に聞くと、「俺はまだ酔ってない」とばかりにイスの上で片足でバランスをとっている私と南氏のとなりで、キャスパーと水谷氏が泣きながら抱き合っている、というまるで意味不明な事態となっていたらしい。酒の飲めない外山氏はドラムでコワれ、後のメンツは酒でコワレてしまった晩だったと、そういうことですな。
二日酔いでドヨ〜ンとした頭で迎えた翌日は羅針盤!前回の力強いステージが思い起こされます。そして、この日の演奏は・・・感動!!です。みぞおちのあたりからグっと熱いものがこみあげてくる。ライブハウスをやっていて、毎日のように色んな演奏を聴いていて、自分もバンドをやっていて、その素人のような感想は何なんだ、と言われそうだが、しょうがない。若い頃ならガーンと衝動を受けそうな気がするが、今の僕には腹の奥の方にズシンとくるような感じの感動だ。これは何なのだろう?また観たい。今日にでも聴きたい。
10/24(火)32JANVIER:子供のおもちゃなど、音の出るものなら何でも使っちゃうドラム、楽曲を構成しバンドのムードを決定するキーボード、その隙間で自由で繊細なフレーズを操るサックス、紅一点バンドの顔となる女性ヴォイスの4人からなるユニット。楽しくユーモアに溢れた演奏で、言葉が判らなくっても充分OK。終わってからも楽しく呑む彼ら、僕が持ってた、引き金を引くと4種類の大阪弁を発するおもちゃの拳銃をプレゼントすると、お返しに吸盤でできたボールをくれた。民間外交である。
10/29(日)バレーボールズ+服田洋一郎:僕にとっては20年以上前からのアイドル、服っちゃんと我がバレーボールズとの共演。随分長い間つき合っているのに一緒にステージに立つのは2度目。いざ、演奏だ!服っちゃんは、自分をあおって、どんどんハイにさらけ出してゆく。バンドもあおられてドギマギしながらも演奏が生き生きしてくる。ミスターヒップ、それは服田洋一郎です。
10/31(火)Jhon Fahey、河端一:30年以上も前からサンフランシスコで活動し、熱狂的な信奉者を持ち続けているJhon Faheyのギターソロ。リハーサルで、気ままにグジョグジョ、ギターを弾いている時からなんだか怪しい奴だった。イザ本番が始まってもリハと一緒で、家のベランダで遊んでるみたいにタラタラと弾き続けている。ブルースやカントリーなど、なんらかのアメリカン・ルーツ音楽に根ざしている感じは確かにするのだが、かなり自己流に変形していて判別しがたい。な、なんなんだこの緊張感の無さは!・・・と思っているうちに、だんだん気持ちよくなって来ちゃって、なんだかケムにまかれて終わった感じ。最後の方ではなんとなく熱狂的信奉者の気持ちも判らんでは無いような・・・。怪しい奴め!(森田) |