4月は1日から吾妻光良で大爆発だ。吾妻(B牧(B)岡地(D)の3人を東京から呼び、名古屋でピアノとホーンセクションを用意するというこの企画は大当たり! 多彩でトリッキーでエグイ吾妻のギターは、その泥くささ満点のステージアクションも合わさって、ひとときも聴く者の心を離さない。「ここでやらんでどうするかい!」と、バック陣も全開の大奮闘で、華々しい事この上ないステージでした。見逃した人、心配しないで、このメンツで今年中にまたやるゾ!

 4日のBrush&Picksは、ドラムとギターだけのデュオ。野口さんは、サスガの多彩なプレイで、実に楽しそう。岩田さんとのコンビでは、'70年代ソウル的な曲も多く、センチの野口とは別の面を聴かせてくれます。

 続く5日は梅津さんの「こまっちゃクレズマー」。今回はドラムに新井田耕三、スペシャルゲストに、おおたか静流(Vo)を迎へてのガチャ混ぜナイト。おおたかさんは、なんとなく近寄りがたいイメージがあるけど、実は気さくな楽しい人で、とっちらかっちゃった様なヘンな歌とかも可愛い。色んな曲が次から次へと出てきて、非常に楽しいのだが、それにしても梅津さんのSaxは、何を演らせてもお見事! 拍手喝采です。

 12日は南正人さん。巨大な岩が、ゴロンゴロンと坂道を転がり落ちてくる様な、ゆったりとししてるけど力強い、独特のグルーヴの持ち主で、知らないうちに体が揺れちゃうんであります。リクエストにこたえちゃったりして、次から次へと名曲の数々・・・・。本当にいい曲書く人だよなぁ。 
 14日は高野寛ソロ。前回より弾き語りでの表現力が増していて、ソロでも全然ショボく無い。テルミンも、そのあやしげでツヤのある音色と、不安定な音程の魅力を、実にうまく使っていてサスガ! 実は彼、前回のソロツアーの音源で2枚組のCDを作ったそうで、1曲目の曲中「僕はギターを持ってTOKUZOへ」と唄ってくれてます。こうゆうのウレシイなぁ。

 15日は常連のグルーポマリュク。リーダーの川口君は15年くらい前から知ってるのだが、実はボリビアのミュージシャン達の間でも大有名人、現地でレコードも出してます。この日は、いつものギターの人が欠席の為、普段あまり演らない曲が多くて、オッと聴いちゃいました。川口君の一途にフォルクローレを愛する気持ちは感動モノだけど、ステージ降りた後の品の無い下ネタなんとかならんかヨ。

 20日DUSTはスペシャルゲストで村上ポンタ氏。得三のオープニングライブの時に寄贈してくれた、特注ドラムセットと久々の共演だ。ササッとチューニングを済ますと、もうバッチリ、しっかり鳴ってスッキリとおる抜群の音色です。プレイの方も、当たり前だがサスガ! ちょっとした事で曲の流れをコントロールするそのアイデア。バンドの一番外側から包み込む様な包容力のあるリズム。唄を絶対ツブさない絶妙のバランス。ため息ものです。ポンタ氏というと、ドラミング技術を知り尽くした人、という印象が一般的には強いけど、本当はその以前にある、音楽というものの本質に即してプレイしている感じが強くするのだ。次回はいつ来てくれるかナ。

 22、23日は春の今池まつり。遊歩道でのバザールの間に8ケ所のポイントを設け、入れ替わり立ち変わり路上パフォーマンスが繰り広げられる。得三に出演している人達も多数出演、おなかいっぱいの2日間でした。人気の、巨大ロボット対戦ショー。ラジコンで動く大きなロボットがブツかり合って壊れた方が負け、というものだが、当たり所が悪いと、ものの10分くらいで終わっちゃったりする。来年からは対戦の前に、試技として瓦割りみたいな事をやって会場を盛り上げちゃおう、なんて話も反省会で出た。みんなバカな事を考える時は実に真剣です。

 26日のSeth Nehil+Olivia Block。会場のあちこちに小さなスピーカーを置き、日常生活の中にある音をコラージュし、拡声する。有機的な音が色んな方向から囁くように聞こえてきて気持ちいい。ついウトウトしてしまうくらいリラックスさせてくれました。男女2人組なのだが、別にできちゃってるワケでは無さそう。女の人がすごくキレイな人だったんで、そんな事も気になったゾ。

 このチラシのデザインをやってくれている青山洋子さんの事務所で時々会うスタイリストの山下ちなみさんという方がいる。ちょこちょこと話をする程度の仲なのだが、今月、僕の母方の祖母が亡くなって、葬式に行ったら、なぜか山下さんがいる。「??????」となった後、徐々に事情が判明。「山下さん、あなたは僕のいとこだったんですね」で、大爆笑。いやぁ、こんな事も有るんですねぇ。身近に親戚が出現して、妙にハイな気分になった所へ「あんた、チョッカイ出してなくてよかったねぇ」とカミさん。なるほどそりゃそうだよな、と納得したのでありました。(森田)